ある父親の悩み
こんな仕事をしていると
時には子供の進路の相談を受けることもあります。
ある父親の悩みです。
遅くに出来た末っ子が無事に大学を卒業
銀行員になって、ほっとしたのもつかの間
毎日お金の計算に眼の色を変えている上司たちの姿に
自分の将来を重ね 疑問を感じ
彼は 日に日に暗くなっていったのです。
悩み抜いたあげく 彼の口から出た言葉
それは 周囲の人達が耳を疑うものでした。
「もう一度学校を出なおし看護師になりたい」と
しかし、この青年が一番初めに相談に行ったのは
母親でも父親でもない
幼いころから可愛がってくれたおばあちゃんでした。
おばあちゃんは この青年が人一倍心の優しい子である事
親を泣かすことをしてはいけないと
ずっと思いつめていた事を 知っていました。
彼は おばあちゃんに言ったのです。
「お金以上に大切なものが
世の中にあるのではないか、と 思い始めた」と
今までの安定した銀行員を
なげうってでもやり直したいと決意したその強さ
年遅くに 出来た末っ子故に
父親は悩みました。
自分は もう定年を過ぎ
決して安定した生活ではないのに
もう一度やり直したいという息子に
何と言って 言葉をかければいいかと。
でも、私は思うのです。
ここから先は この子を信じましょう。
きっと お父さんの手の届かない世界を
彼は見てきたのだと思うのです。
彼は それを全て呑み込んで
やり直しをきめたのです。
どんな親も いつの時代も子供は心配です。
でも 子供は 親の知らない間に
手の中から巣立ち
いつのまにか 届かないところに行っているのです。
このお父さんの話を聞きながら
私も 遠くにいる子供達の事に思いを馳せながら
自分に言い聞かせていました。
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人生、何に価値を見出すのか人それぞれ
だすよね 一度の人生だから、やはり
その人の思いをじゃますることは
無理なんだすよね
お金に囲まれても、夢を打ち捨てて
どんより暮らすのは、生きた心地が
しないように思うだす
>しじみちゃんさん
ありがとうございます。自分らしい生き方を求める若者を応援したいですね。