もう疲れました ご主人の介護を一人で頑張る奥様
久しぶりにお会いした 初老のおばあさん
銀色の髪と 白いお肌が不釣り合いな
悲しい瞳で 私の姿を追っています。
おもむろに 手招きして おばあさん 私を呼びとめます。
腰に電気を当てているその足元に私は ひざまつき
お話を伺い始めました。
「せんせい 半年前 教えて頂いた通り
おじいさんの 介護認定したんです。
役所の方がおいでて 支援2がついたんですよ。
おじいさんに なんとかデイサービスに行ってほしいと
嫁と見学にも行ったのに
『わしゃ あんなとこ行かん』って おじいさん 意地はるし
嫁も 『おじいさんには 行かすの可哀想』って言いだすし
結局 半年私が家で看ていたんです。
息子や嫁は 昼は居ないから
全部 私がおじいさんのお世話をしないといけない。
おじいさん 所作がないから寝てばかりいて
機嫌が悪いと怒りだし 足もふらふら
わがままいっぱいで 私 もう疲れました。」
元気そうに見える おばあさん
それゆえに おじいさんの介護を
おばあさんに 任せっきりにしていた息子さん夫婦
体裁や 建前で 介護サービスの是非を決めたのでしょうか。
ホントに聞いてほしいのは
おじいさんの声ではなく
おばあさんの叫びだったのです。
こんなご家族 山ほど居て
誰に助けを求めていいかも分からず
涙を飲んでるのでしょうね。
そばにいる家族でさえ 見落としている介護者の叫び
私たちは 絶対に聞きおとしてはならないと
おばあさんの 悲しい瞳と 約束した 出来事でした。
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タグ:介護
>しじみちゃんさん
ありがとうございます。おばあさんの腰、早く治して差し上げたいです。
>ミイ☆さん
「限界が近ついている事」胸に応える言葉です。肝に銘じておきます。ありがとうございます。明日からさらに、皆様の声を聞くようにしていきます。