もう疲れました ご主人の介護を一人で頑張る奥様
久しぶりにお会いした 初老のおばあさん
銀色の髪と 白いお肌が不釣り合いな
悲しい瞳で 私の姿を追っています。
おもむろに 手招きして おばあさん 私を呼びとめます。
腰に電気を当てているその足元に私は ひざまつき
お話を伺い始めました。
「せんせい 半年前 教えて頂いた通り
おじいさんの 介護認定したんです。
役所の方がおいでて 支援2がついたんですよ。
おじいさんに なんとかデイサービスに行ってほしいと
嫁と見学にも行ったのに
『わしゃ あんなとこ行かん』って おじいさん 意地はるし
嫁も 『おじいさんには 行かすの可哀想』って言いだすし
結局 半年私が家で看ていたんです。
息子や嫁は 昼は居ないから
全部 私がおじいさんのお世話をしないといけない。
おじいさん 所作がないから寝てばかりいて
機嫌が悪いと怒りだし 足もふらふら
わがままいっぱいで 私 もう疲れました。」
元気そうに見える おばあさん
それゆえに おじいさんの介護を
おばあさんに 任せっきりにしていた息子さん夫婦
体裁や 建前で 介護サービスの是非を決めたのでしょうか。
ホントに聞いてほしいのは
おじいさんの声ではなく
おばあさんの叫びだったのです。
こんなご家族 山ほど居て
誰に助けを求めていいかも分からず
涙を飲んでるのでしょうね。
そばにいる家族でさえ 見落としている介護者の叫び
私たちは 絶対に聞きおとしてはならないと
おばあさんの 悲しい瞳と 約束した 出来事でした。
介護でお悩みの方へ
介護ママの伝えたい介護のツボは、介護でお悩みの方のお力になりたいと考えています。
どうしたらいいか分からないなどお悩みのことがあれば、
こちらの連絡先にお気軽にご相談ください。
可能な限りお力添えさせていただきます。
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タグ:介護
デイに行かずにご自宅での介護は大変だと思います。
介護をメインでやってる母の休日作りのために、ショートステイも利用しています。(1泊)
ただ、父はその施設は落ち着かないらしく、帰宅すると、お昼も食べずに夕飯まで爆睡です(笑)
そんな父がかわいそうとも思うのですが、母の休息もとても大切なのです。
「私が変わりに看てるから、おでかけしたり、ゆっくり休んで!」と言っても、母の答えはNO!なので。
介護する側へのケアがとても大切ですが、ケアマネさんやヘルパーさんは、なかなかそこまで手が回らないですよね。
それに、そこまでお手数をかけては申し訳ないとも思います。
ご夫婦で 歳をとられてどちらかを 介護されている方 今ほんとーに多いと思います。
私達のように 子供の世代が介護していても かなり疲れてしまいますので、尚更だと思います。
介護されてる方の 声が誰かに届きますように そして 限界が近付いている事に気付いて貰える事を 願っています。
>しのっちさん
いつもありがとうございます。そうですね、1人だけでもいい~、心の中を聞くひとがいれば随分ちがうかもしれませんね。
>コーチ 粟谷 裕子さん
介護する側への配慮が必要な時代になってきたのですね。介護のプロが求められる役割も少しじち変化してきています。申し訳ないとは、どうぞ思わないでください。