シルバーカーでリハビリ中のキミさん

前回のブログのキミさん

シルバーカーを使って

１０メートル程ですが　歩けるようになりました。

階段も　３～４段なら　両手を手すりにつかまり昇降できます。

汗をかきかき　「よっこらしょ　どっこいしょ」と

シルバーカーにつかまって

リハビリ室まで　たどり着いたキミさん

「ふ～　面倒なもんや（こちらの方言では

手がかかる者とか　かいしょがないとかいいます）

ほんでも　ここまで来れました。」と

一緒に歩いてきた私の顔を

ちょっと照れくさそうに　覗いて

はにかんでます。

そんなキミさん

ぎゅっと　抱きしめたい位いとおしくて

汗をいっぱいのその横で

私の手うちわを　あおいで差し上げました。

すると　キミさん　突然

「ありがと　ありがと」と　涙ぐみだしました。

嬉しかったのでしょうね。

歩けなくなると思っていたから　

諦めかけてたから・・・

歩けるようになって

扇風機でも　団扇でもない　私の手うちわ

キミさんには　きっと　心の中まで晴れ晴れとしたのでしょうね。