デイで刺し子を展示したスミさん

刺し子の大好きなスミさん

85歳のご高齢ですが　老眼をものともせず

毎日　コツコツ　刺し子をされてます

そんなスミさん　ある日

完成した　刺し子の布巾を3枚　デイに持って来ておいでました。

スミさんは　みんなに　お披露目するだけのつもりでしたが

あまりの　綺麗な作品なので、

デイの部屋にしばらく飾らして頂けないかお願いしてみたのです。

もちろん　スミさんは大喜び！

そこで　カレンダーの後ろを使って

ささやかな　額縁を作り　お名前を添えて

デイに作品を展示させていただきました。

なかなか　見栄えのある作品に

ご利用者さん達も　大感激

その様子を得意げにみているスミさんも大満足

作品は　2週間お預かりして　スミさんにお返ししたのですが

それから　まもなく　娘さんが　そっと教えて下さいました。

「せんせい　母さんの家の玄関

美術館のように　所狭しと　刺し子を展示してあるんです。

白い紙の上に刺し子を貼って　自分で額を作って。

子供達も（スミさんの孫）すごい！って驚いてます」と

デイの展示の仕方をちゃんと覚えて

ご自分で頑張って　ご自宅でも再現されたのです。

そして　スミさん　ご自分の生きがいである刺し子に

息吹を吹き込んで　

自分の人生に　さらに　輝きをつけたのです。