デイサービス利用者さんとのコミュニケーション

今日は　ちょっと勉強になったお話をしましょう。

デイサービスに来所したてのハルさんは

やせて　青白い顔の　控えめなおばあさんでした。

ご主人の介護に明け暮れて

ご主人がやっと特養に入所されたのを機に　通所されたのです。

初めは　身だしなみも　ままならず

体操やお喋りで　少しづつ自分を取り戻しているように思えました。

そんな　ハルさんも　時間の経過とともに

元気になって　美容院に行き　おしゃれをするようになりました。

そんなある日　ハルさん　美容院でパーマをかけて綺麗にされてきました。

「ハルさん　お似合いですね。

パーマかけられたんですね。」と私が話しかけると

「やっぱり　気ついて下さったのですね。

きっと　せんせい 気がついて　声かけて下さると思いました。」

と笑顔いっぱいで答えて下さいました。

ハルさん　おしゃれして　パーマかけたこと

周囲の人に気がついてほしくて

声をかけてほしくて　待っていたんです。

私って　そういうとこ目ざといから　ハルさんに見抜かれてました。

でも　そんな　お節介がハルさんには待ち遠しかったようです。

この日のミーティングで

元気が出て　オシャレに気持ちがいくようになった　女こころ

ハルさんに限らず

美容院に行ったり　素敵な洋服を着てきたりしたら

出来るだけ　声にして　褒めるように提案しました。

年老いて　ご主人が傍にいなくても　

女らしくありたいと願うハルさんの気持ち

全ての利用者さんにも　きっと　あるでしょうからね。

みんなから　「素敵ですね」と言われると

私だって　嬉しいですものね。