デイサービス利用者さんに平手打ちされちゃった～

今日は、利用者さんに　思いっきり背中を叩かれたお話をしましょう。

毎日　デイサービスを通所されている　ミツさん

目が不自由で　ハッキリ見えません。

その分　人の声にはとても敏感です。

目が不自由といっても　全然見えないのではなく

移動は　ボンヤリとした視界で独歩です。

この人は今日は元気だとか　つまらなさそうとか　

声の調子で　周囲の様子を感じ取ります。

そんな　楽しいミツさん　先日

「せんせいはいつも元気だね」と　私に話しかけてくれました。

「そうですね。そういえば　病気はしないですね～」と返すと

「そうやろね、病気もしないやろ。いつも元気やからね。

風邪ひいたのも　みたことないわ。

元気すぎて　風邪も寄ってこないんじゃないの？

「え～　ま～　そうかもしれませんね～」

と、たわいもない会話でしたが・・・

その後　思いもよらない事が起きたのです。

「せんせいくらい　元気だと　叩いても痛くないやろ　どれ！」

と言い終わるや否や

『バジッー』と１発　背中を平手打ちです。

「あいたたた！　ミツさん、痛いですよ。」と私が声を上げると

「やっぱり　先生でも痛いんだね」と　明るく笑い　

「ゴメン　ゴメン」と言いながら立ち去って行きました。

ミツさん　私の事　鈍感人間と思ったのでしょうか。

それとも　鉄の女と思ったのでしょうか。

気軽に　遊んで行ったのでしょうか。

悪気のないミツさんの笑顔

いたずら小僧のあどけなさを感じた

怒るに怒れない　嬉しい出来事でした。