リハビリで元気に!91歳おめでとう
先日とても嬉しいことがありました。
いつものように 午後の介護予防体操を終え
利用者のみなさんと 雑談をしている時
私の隣の席に おじいさんが姿勢を正して 座られたのです。
背筋をシャンと伸ばし 両足はそろえ 両手は膝の上
生来の几帳面さが そのまま にじみ出ています。
おじいさん あらたまって こちらを向き
「おかげ様で 先日無事に91歳を迎えることが出来ました。
これもひとえに リハビリのお陰だと思っています。」と
丁寧にお礼を言い、頭を下げられます。
「いえいえ、私はなにも。
○○さんが 頑張っておいでるからです。
私は横で 大きな声で 掛け声をかけているだけですよ」
と 嬉しさを 照れて誤魔化しました。
「この年で 杖もなく元気に歩けるのも
やはり リハビリの訓練のたまものです。
私一人だと、やっぱり 続きません。」と言って下さいます。
介護現場にいると
どうしても 人の死と直面することが多く
元気になっている人を ついつい見落としてしまいがちです。
でも 前進する人がいるから
悲しい事や 切ないことも
ゆっくりと 受け止められるのかもしれません。
そしてこれが この仕事の醍醐味だと思います。
私のつたない体操で 長生きして下さるのなら
一人でも多くの方が 元気になってくれるのなら
どれだけでも 大きな声で号令かけますよ。
「今日もよろしくおねがいしま~す!
首をまわします!
イチ、ニー、イチ、ニー」
今日も 明日も元気な人とお会いできることに感謝して
私は 大きな声を出して 体操を続けていきたいです。
介護でお悩みの方へ
介護ママの伝えたい介護のツボは、介護でお悩みの方のお力になりたいと考えています。
どうしたらいいか分からないなどお悩みのことがあれば、
こちらの連絡先にお気軽にご相談ください。
可能な限りお力添えさせていただきます。
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>ダイスケ・オカモト(生活相談員)さん
ありがとうございます。元気になっていく方から頂く言葉は、自分達も元気になりますね。
>masaさん
ありがとうございます。どうしても、安全な移動手段を選ぶのは、仕方ないかもしれませんね。でも、毎日少しずつでも、リハビリを続けていることは、その方の生きている証なんです。お父様も頑張ってお出でる事と思います。
おはようございます。
思い出出した事がありました。
実るほど 頭を 垂れる 稲穂かな
高校(遥か昔ですが) 始めて受け持ってくれた 教師として最初の生徒が私の代てした。
思い出ノートを書いて頂き
真面目に聞いてくれた君に送ります(どうでしょう?笑)
実るほど頭を 垂れる 稲穂かなと書かれていました。
今の私は違うなぁと 反省しています。
おじいさまは まさに そうですね。素敵です。尊敬します。
こういうふうに 年を重ねて行けたらなぁとと思いますが
ん~それにしても 素敵過ぎます。
介護現場で働いている方が、こういうブログを発信されていて、それに出会えたことを心から幸せに思っています。