不思議なお誕生会
親しくしている 友人の誕生日
おめでたい事に 還暦を迎えました。
そこで バースデーケーキを買って
訪ねて行き
ささやかなお祝いをしました。
二人でケーキを眺めながら
他愛もない話で盛り上がっていると
そこへ 奥の部屋から ひょっこりと
お母さんが顔を出しました。
「あ~ら こんにちわ。 ひさしぶりね。」と言うなり
すぐにテーブルのケーキが目に止まり
「今日は 何のお祝い?」と楽しそうに聞いてきました。
「はい、還暦のお祝いです」と
私が応えると
「あ~ら やだ~ 私もう60になったの」と
両手を頬に当て 恥ずかしがる仕草
とても80後半には見えません。
でも60歳は お母さんあなたではないのです。
目の前にいる あなたの娘さんですよ。
そんな私の心の中の独り言なんて お母さん 聞く間もなく
「やだ~ 私まだ60になってないわ。」
と 今度は少々不機嫌になりだして・・・
傍でその始終を見ていた娘さんはポツリと
「いつもの事です」
そうか~ いつもこうなんだ。
認知症のお母さんのお世話をしているとは言ってたけど
これが 現実なんだ。
明るいお母さんと 優しい娘さん
お陰で友人のお誕生会は
きつねにつままれたような結末で
言いようのない 不思議な不思議なお誕生会となりました。
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夕方の時間にご利用者さんが
「家で年寄りがお腹をすかせて待っているから、早くウチに帰らんば…」
「早く帰らないと母に叱られるから…」 と言われます。ご自身は、まだまだ60代と思っている80代、90代の方々が大勢いらっしゃいます。もちろん、お話は合わせますが不思議な感覚です。
>みいはなさん
ホントに、不思議な世界ですね。その不思議に合わせる私達も不思議の国のアリスかも。
お邪魔しましたm(__)mblog拝見させて頂きました★blog読みました♪
>DAIさん
こちらこS、ありがとうございます。