介護現場を救う人

今日 介護の仕事をしている人達の集まりがありました。

職種はバラバラ

看護師に介護福祉士、社会福祉士、ケアマネージャー

そして 私の様な作業療法士


みなさん 経験豊富な管理者、責任者クラス


和気あいあいと喋っていると

ある グループホーム長が言った言葉が

ズシリと 胸に響きました。


「グループホームで最後まで看取った事が

まるで美化されてるように言う方もいますが


私は 本来のグループホームの役割からは

ずれてきているように思います。

グループホームは みんなで買い物して、

みんなでご飯の用意して 散歩して

コトコト煮物の匂いがしてる 生活の場だと思います。


でも、今は 特養の待機所になってる。

特養の順番待ちながら、寝たきりになって 亡くなっていく。

元気な頃を知っている他の入居さんは

隣の部屋で同居者の死を感じ、落ち込む。

出来る事なら 

その方のレベルとニーズに合った施設へと移行される方が

適切な介護がされると思うのです」

すると それを聞いてたケアマネさんが

「まだグループホームに入れるなら いいですよ。

自費で高齢者専用住宅にはいられたり

有料老人ホームに入ったり 

これらは、今グループホームの入所待機所になってるんですよ。」と


病院や施設しか知らない私にとって

耳の痛い 現実

 

いえ、介護保険を利用せず自費で賄っている人達さえいる 制度の不備

今のお年寄りは お金があると言われてますが

お金がない 次の世代の高齢者は将来どうなるのでしょうか。


利用者さんや 介護の現場の話をしているはずが

ついつい 自分の老後が頭をよぎりました。


誰もが考えている 老後の不安

今の介護の現状を見て 不安を抱えながらも

救世主が現れる事を信じ

毎日 全力で介護している人達

一体 誰が 介護の現場を救ってくれるのでしょう。

現場の人間にしか見えない現実に

凍えるような 冷たさと はかなさを感じた会話でした。

 



介護でお悩みの方へ

介護ママの伝えたい介護のツボは、
介護でお悩みの方のお力になりたいと考えています。

どうしたらいいか分からないなどお悩みのことがあれば、
こちらの連絡先にお気軽にご相談ください。

可能な限りお力添えさせていただきます。


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8 Responses to “介護現場を救う人”

  1. なお より:

    レベルとニーズに合った居場所…
    本当にその通りです。
    高齢者専用住宅に勤務してます。
    レベルは自立~要介護5。
    入居者さん同士の虐めも発生してしまってます。
    介護度の低い方が高い方を虐めます。
    もぉ…この世の地獄です

  2. なおママ より:

    GHに勤務しています。
    レベルとニーズにあった場所・・・その通りかもしれないけど、そうもいかない事が多いかもしれません。
    全国的にGHの介護度が上がってきているという問題もあるし・・・。
    勤務先の職員も「GHは認知症はあるけど、ある程度自立している人が入所するところであって、ADLが低下してしまっていて、手がかかる人はうちのレベルじゃない」っていう人もいるし。
    そういう視点で見ると、本来ならもう特養もしくは老健の認知症専門棟での介護のレベルという方、私の職場にも何人かいます。
    たしかに特養に申し込んだけど空きがなく、入所待ちの方もいます。
    他にも管理者から特養入所を勧められたけど、、家族はまだここで充分だと思っているから、再三の勧めに対してものらりくらりと交わしている家族の方。
    あるいはたまにしか面会に来られないから、面会時に利用者さんの現在の様子を見たり聞いたりしてもピンとこないという、家族と現場職員のとの温度差などなど、取り巻く事情はそれぞれかもしれませんが・・・。
    こちらも毎月1回「ホーム便り」を作成し面会時に家族に渡したり、年に数回「家族交流会」も行っていますが、参加する家族はほぼ決まっているし・・・。
    やはりいったん施設に預けてしまったら、ほぼ丸投げという家族がまだまだ多いという現実もあります。
    これから高齢化社会が進んでいきますが、特養以外は今後、目的通りの施設運営そのものが難しくなってきているような気さえします。

  3. 現場の人しか解らない事実・・・
    介護の現場を変えるのはやっぱり
    現場の職員一人一人の力なんだと
    思います。

  4. 介護ママ より:

    >なおさん
    ありがとうございます。その現場にいるものでないと分からない現実。何が問題なのか、私達が機会あれば伝えていくしかないのでしょうか。悲しいです。

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