大学生の娘が祖母の介護をしていた時のこと

美空ひばりさんの息子さんで加藤和也さん


東北復興を願い「大丈夫、日本」との言葉を掲げ

コンサートを開かれます。

出演される歌手の方は そうそうたるメンバーです。


この「大丈夫」という言葉 とても好きです。


以前 義母の介護をしていたとき

私の介護の手伝いをしてくれていた末娘の口癖でした。

娘は 当時大学生

私の介護をしてる姿を見ながら

義母を恨んだり 主人を責めたりしながら

自分も現実を受け止めようと もがいていました。


当時の私は 娘の気持ちにまでは手が回らず

彼女の背中に手を合わせ

母としての不甲斐なさをわびるのが精一杯だったのです。


そんな娘も 認知症が進行し

子供に返る義母を見て ある言葉を口にするようになったのです。


義母は、頭の中の記憶が日に日に消えていく事を感じ

その不安におびえていると

「だいじょう~ぶ だいじょう~ぶ」

と背中をさすりながら 落ち着かせていたのです

そして この言葉は 

介護で 打ちひしがれている私自身にも 身にしみました。


今 彼女は 東京の大きな病院で

毎日 死と向き合う方とその家族のはざまで

奮闘しています。


離れて暮らす娘の「大丈夫」は

義母のいない今も お仏壇に向かい時々口にします。


美空ひばりさんも 口癖だったという「大丈夫 大丈夫」

きっと この言葉は いつも悩み、迷い、誰かを求めている人たちが

口にする 希望の言葉なんでしょう。


だから 東北の人たちにもささげるのだと思いながら

感傷に浸ってました。



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10 Responses to “大学生の娘が祖母の介護をしていた時のこと”

  1. >介護ママさん
    被災地の岩手県の人間からすれば、全国の人から「大丈夫?」と問われているような気がする。
    そう、家族を亡くして、家屋敷を失って、土地はあるが瓦礫だらけだし、ローンは残ってるし、大変なんだ。
    今後、必死の努力が必要だけど、胸を張って、「大丈夫!」と言いたいね。

  2. 介護ママ より:

    >都南 雷太さん
    そういえば、色々な言葉があるけど、どれも当事者の方の口から出たのではなく、自分たちが勝手にいってるものばかりですね。受け入れる側の気持ちをもっとしっかりと考えることも大切ですね。同情や励ましではなく、共有している事を伝えていけれるように。

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