姑の介護、1周忌後に見つかった最後の手紙

姑の介護、1周忌後に見つかった最後の手紙

今日は 義母からの最後の手紙のお話をしましょう。


1周忌が終わり、義母の品物の整理をしていると

タンスから 1通の手紙が出てきました。


見覚えのある 懐かしい文字

少し震えて 文字がにじんでいます。

義母は自分の記憶が少しずつ消えていく中で

探るように 手紙を書いていったのでしょう。

 

小さな思い出 孫の誕生 

主人が父の仕事を継いだ時の感謝など

2枚の便せんに あふれんばかりに 

人生の思いをしたためてあります。


そして 最後の下りに

「さっちゃん お嫁に来てくれてありがとう。

よく辛抱してくれましたね。ありがとう」と 

記されてありました。


たった2行の 短い分ですが

私は 続きが読めない位 目の前が熱くなり

はりさけそうな位 懐かしさが込み上げてきたのです。


長い長い介護生活と嫁姑の葛藤の中で

私自身 心のバランスが崩れ欠けたこともありました。


そんな中 自分を必死に持ち上げていたのは

ホントは目に見えない 

義母の大きな糸だったのかもしれません。


ねじれることなく 切れることなく 私を支えていた 

見えない糸


義母が亡くなった今 次は私が誰かに結びます。

同じ思いで苦しんでいる人のために

 



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16 Responses to “姑の介護、1周忌後に見つかった最後の手紙”

  1. 本当に良いお嫁さんなんですね♪
    介護ママさんの優しさと強さが、お姑さんの心を癒してたのでしょうね(*^▽^*)
    私も、胸が熱くなりました。
    マイナスだと思っている事は結局は自分にとってプラスになるといつも思っていますが、まさしく嫁姑の葛藤などがそうなのかも知れませんね。

  2. 介護ママ より:

    >☆こいちゃん☆さん
    いつもありがとうございます。嫁姑の葛藤は、永久不滅でしょう。でも、それを負と考えるか、プラスと考えるかは、自分次第だと思います。

  3. 果成咲慧 より:

    こんばんは。
    私は、実母のお世話をしていますが、お姑さんのお世話となると、気を使ったりして大変だと思います。それを最後まで、しっかり成し遂げて、お姑さんとの糸を切ることなく、見送られた介護ママさんへのお姑さんからの天国からのお手紙だと思います。「お嫁に来てくれてありがとう」は、介護ママさんへの感謝の気持ちが、こもった素晴らしいメッセージですね。
    私も、母ちゃんから、こんな素敵なメッセージがもらえるように、母ちゃんのお世話をしていきたいと思いました。

  4. 介護ママ より:

    >果成咲慧さん
    ありがとうございます。自分自身何気なく思っていた言葉ですが、こうやって皆さんから教えて頂き、あらためて姑の言葉の深さに、心打たれます。ある人の言葉で「親を最後まで見れることは、子供冥利につきるのです」と、今だから言えるのでしょう、介護をさせて頂くことが幸せなんだと思います。

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