家族介護、母の心、子知らず

家族介護、母の心、子知らず

今日もご来室ありがとうございます。


私の大好きなテルおばあちゃん

「お母さん(お嫁さん)にいつも怒られてるわ」

と言いながらも、その様子をニコニコ話して下さいます。


「何があったのですか」と尋ねると

「もたもた しとったらダメや とか

甘えとったらダメや とかや」と。


そして最後に必ず

「私のために言って下さるんや。

自分のためやと思って 『スミマセン スミマセン』

って 言ってるんや。」と おばあちゃん話されます。


おばあちゃん 足も悪く 耳も遠い だから動きが遅いのは当たり前

まして 90歳も超えた今

テキパキすることを望む方が無理難題です。


でもテルおばあちゃん 

厳しく言われるのは 自分の為と 

お嫁さんに 感謝してるのです。


そんなある日 ポツリと一言

「わたしゃ 口ごたえはしないんや。

おかあさんに 口ごたえしようものなら 

なおさら怒られるし。

恐ろし 恐ろし」


テルおばあちゃん トボケタ振りして

ホントは分かっていたんですね。


どうすれば 家の中が円満でいられるか。

息子さんに 心配かけないか。

自分が 「ごめん ごめん」と言ってれば

家の中が安泰だって 心得て

トボケテいたのですね。


耳が聞こえなくても

物忘れが進んでも

家を守る 母の気持ちは いつまでも変わらないのだな~ と

テルおばあちゃんを見て 思いました。


さあ~!

私も 自分の周りを しっかり見つめなおし

お一人お一人の心を

もう一度 汲みなおしていかなくちゃね。


きっと どこかで 私も

気を遣わせているのかもしれませんからね。





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12 Responses to “家族介護、母の心、子知らず”

  1. 介護の世界に 片足だけはまった私 オムツを替えるとき 皆 嫌だろうな と 思います 時々顔を背ける人がいます 嫌だろうな と 思います 自分が忘れることが嫌な人は いつも事務所にきて 悩んでいます 私もいずれは そうなるかも と 考えることがあります 心配している人は 自分をなくさない人 早く ぼけさせてあげたいと 思う私 ぼけて何もかも忘れさせたい 悪い私です ぼけているほうが 楽かもね(`∀´) 

  2. 果成咲慧 より:

    こんばんは。
    テルおばあちゃん、いいですね。
    でも、お嫁さん、怖そうですね。なんだか、テルさんかわいそうです。家族のために、必死にこらえていらっしゃるんですね。やっぱり、お母さんなんですね。今日は、母の愛情がどんなに深いか、考えさせられました。

  3. 介護ママ より:

    >おばちゃんさん
    いつもありがとうございます。介護の仕事は、相手がストレートに言わないだけに、色々詮索して、こちらが思いめぐらす事がありますよね。そんな時は、「自分だったらどうだろう」と思っていかれると、楽になれるときがあります。嫌な時は「ごめんね」を重ねて言い続ける、嬉しい時は「ありがとう」をそのまま口にする。ボケることは記憶が無になるのではなく、混乱する事なので、利用者さんを支えてあげて下さい。おばちゃんのそのままの飾らない手で。

  4. 介護ママ より:

    >果成咲慧さん
    いつもありがとうごございます。母はいくつになっても。子供の幸せと家庭の円満をかんがえているのでしょうね。怖いながらも、お嫁さんの気持ちもくんでいるテルさん、すごいです。

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