家族介護と高齢者専用賃貸住宅
今日は、近所の仲良しおばあさんが元気になった
お話をしましょう。
私は仕事柄 ご近所さんから
時々 介護の相談をされることがあります。
先日のことです。
ご近所の仲好しおばあさんに呼び止められました。
「良かった、ここでお会いできて。
ちょっと 御相談したいことがあったんですよ。
でも いつもお忙しそうで お訪ねできなくて」と
介護4のご主人を最後までご自宅で介護されました。
ご主人二人でも広く感じた家が
今は自分一人 これからの事も考えると
不安でたまらないのです。
だから 最近流行りの 適合高齢者専用住宅の入居を
どうしようか 悩んでたようです。
いわゆる「高専賃」のことです。
「お子さん方はどうおっしゃってますか」と私が尋ねると
「そんな所入るな、って言ってます。出来るだけ通うからって。
でもね、長男は県外 娘はお姑さんがいるし
やっぱり当てにできませんよ」
「お父さんが居なくなって
楽になったと思ったら なんにもする気がなくなって
寝てばかりいたんです。
このまま なにも出来なくなるかと思うと
やっぱり 不安で・・・」
ミナコおばあちゃん
自分でどうしていいかも分からず
子供にも心配かけたくなくて
悩んだ末に 私に相談にこられたのでしょう。
正直 私もなんて言っていいか分からず
躊躇してしまいました。
そして 出てきた言葉は
「ミナコさん もう少し あの家で頑張って頂けませんか。
不安な気持ちはわかります。
でも 町内 ご近所みんなで 応援しますから。
そうそう 私今年班長なんです。
『ミナコさんを守る会』を作るから
お願いだから どこにも行かないでください」って
言ってしまいました。
無責任かもしれません。でも 本心です。
すると ミナコおばあちゃん ワンワン泣き出したのです。
まるで 迷子の子供のように。
おばあちゃん
ホントはどこにも行きたくなかったんですよね。
でも 一人暮らしが不安で
近所に迷惑かけるんじゃないかって 心配して
ドキドキしてたんですよね。
だから そうじゃないってわかったら
ほっとして 子供のように
ワンワン泣いて 笑って 「ありがとう」って言って
おうちに帰りました。
たとえ 家の中には待ってる人がいなくても
家の周りに支えてくれてる人がいる。
そう思うだけで
おばあちゃん 明日も元気に過ごせると思うのです。
出来る事なら 介護保険に頼らなくても
おじいさんおばあさんが安心できるような
そんな 町になってほしいですね。
介護でお悩みの方へ
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可能な限りお力添えさせていただきます。
タグ:高齢者専用賃貸住宅
>果成咲慧さん
はい!ありがとうございます。私も出来るだけお声かけして見守りたっていきたいです。つかず離れずのご近所付き合いの大切さを学ばさせて頂きました。
>おばちゃんさん
おばちゃんは、今社長さんを支えておいでての目線で、このミナコおばあちゃんの気持ちを十分理解してくださってくと思います。その立場になった者しかわからない気持ちってあるのでしょうね。そんなとき、ミナコさんみたいに口に出して下さると、みんなで考えることが出来ますね。
皆さん、連れ合いの方をなくすと引きこもりになって、運動機能が低下して、最後は寝たきりなんて事ありますよね。
みんなが、住んでいたところで最後まで生きたいときっと思っておられますよね。
地域ぐるみでの、そういった自立支援を血の通った形でしたいですよね。
本当に、いつかそういうNPO法人を立ち上げたいと思いました。
>健康と美容&介護機器開発tanuさん
いいですね。NPOという手段があったのですね。考えてみたいですね。ありがとうございます。