年老いても傷つくんです
いつも 一言多いと気にしている シマコさん
そういえば そうかもしれないなと
シマコさんの話を聞きながら
うっかり 納得してしまいそうになりました。
でも 私の納得はシマコさんの心配とは違う意味があるのです。
「わたしね、ホント一言よけいで
娘に『お母さんはバカなのよ。
もっと 賢くなりなさい』っていつも 叱られるの」と
シマコさん ポロリと本音を言われます。
でも 私の考えは違います。
「シマコさん 一言よけいな言葉であっても
シマコさんの口から 流れた言葉なんでしょ。
それは よけいではなく あなたしか出せない言葉なんですよ。
あなたの個性なんだから、
それに お母さんはバカだって思われてる方が
娘さんは 本当の自分を出せるんじゃないでしょうか。
肩をはらず、無理をしない そんな自分を出せる
『バカさ』って私はとても素敵だと思いますよ。」
シマコさん さっきまで すごく思いつめていたようですが
なんだか 元気になって
「そんな風に言ってくれた人初めてです。
なんか 嬉しいです」といいながら ちょっと目元を抑えて
皆さんの 渦の中に 戻っていかれました。
年老いて 人生経験をたくさん積んでいても
小さな事で傷つき 落ち込む事って たくさんあるんですね。
シナコさんの後姿を見て、
勉強させていただいた シマコさんのお話でした。
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介護ママさま
はじめまして。素敵なブログ拝見いたしました。
ずっと障害福祉の分野にいて介護保険事業へ異動し思ったこと、「高齢者をなめとんか!」トイレ、ふろ、言葉使い・・・。傍から見て介護者主体の日々に怒りを覚えます。ですが、ご高齢の皆様は逆に職員にお気遣いされています。つまらないゲームでもいつも楽しそうにしてくださいます。まずい食事が出た時も「まあまあ」とおっしゃる。本当に頭が下がります。介護ママさんの姿勢、想い、私も学ばせていただき、職員さんへも伝えていきたいです。ありがとうございます。
>s360さん
嬉しいコメントです。高齢者の気持ちを代弁できる、そんな気持ちで傍にいたいですね。