早逝した主人、30年後の現在義母の介護をする友達

早逝した主人、30年後の現在義母の介護をする友達

今日は 尊敬する友達に教わった「生き方」

についてのお話をしましょう。


その友達は 結婚してまもなく 

ご主人を癌で亡くされました。

享年29歳  坊やがまだ よちよち歩きの頃です。


小さな子供を抱え 専業主婦をしていた彼女は

特に手に職を持っていなかったのですが

生来の頭のよさと 正義感の強さで

自分でお店をもち 小さな化粧品屋さんを始めました。


ただ品物を売るだけのお店ではなく

お肌のトラブルにも相談にのり

生活習慣の改善の指導までする 

相手の身を考えて 商品を世に送り出す

その誠実さは評判になり

お客さんも増え 女一人で子どもさんを大学まで出しました。


気丈で明るい彼女のすごいところは 

それだけではありません。

ご主人を亡くしたのが まだ20代半ばでありながら 

再婚はせず 一人で生き

ご主人が居なくなって30年近くたった今でも 

亡くなったご主人のお母様に

「ばあちゃん」と言って お付き合いをされているところです。


嫁と姑 

支えてくれている旦那さんがいても

うまくやれない人が多いのに

要のご主人がいなくても ずっと 嫁姑の関係をつないでいる 

その優しさが、私が彼女を尊敬している最大の由縁です。


先日 ご主人の27回忌をされました。

当初はお母様と二人だけで行おうと思っていたそうです。

東京にいる息子さんとお兄さんも駆けつけてくれたのです。

ご主人は末っ子だから お母様も92歳のご高齢。


当時幼かった坊やは ちょうどこの年

亡くなられたご主人の年になりました。

成長された息子さんの姿を見て

年老いた母は「あの子が 帰ってきたみたいや」

涙されました。 


この時、ご主人を亡くしてからの30年余り

辛く苦しかったのは 自分一人ではない事

老いた母がどんない苦しく辛かったかを知り

彼女も又 胸が熱くなりました。


今彼女は ご自分のお父様のお世話をしています。

まだまだお元気で出歩いているお父様

でも、世の「介護」という言葉には敏感で

「うちの父が倒れたら 私仕事出来なくなる」と

吐露されることがあります。


この時彼女は私に必ず言ってくれるのです。

「うちの父がボケたらよろしく頼むね。

なんかあったら すぐに電話するから お願いね。

頼りにしてるから 介護ママさん」って


私は 自分の使命は 介護している人の力になる事

と自負しています。

でも 彼女のように いつ訪れるか分からない

そんな 介護予備軍の人達の

安心協力隊にもなりたいと思ってます。


「親がボケたら どうすればいいかわからない」

ではなく

「親がボケたら この人に相談しよう」と

思ってもらえるように

介護のエキスパートとして 一人でも多くの人の力になりたい


尊敬する友達から教わった

これからの自分の生き方 

彼女から元気をもらったお返しを兼ねて

その生き方を守り通したいと思ってます。



介護でお悩みの方へ

介護ママの伝えたい介護のツボは、
介護でお悩みの方のお力になりたいと考えています。

どうしたらいいか分からないなどお悩みのことがあれば、
こちらの連絡先にお気軽にご相談ください。

可能な限りお力添えさせていただきます。


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24 Responses to “早逝した主人、30年後の現在義母の介護をする友達”

  1. 介護ママ より:

    >メイ☆さん
    ありがとうございます。メイさんに恥じないように、日々精進していかねばなりませんね。でも、それが私の生きがいでもあり、役目とも思ってます。私の周りにいる方々のためにも。

  2. 介護ママ より:

    >男はつらいよさん
    はい、その通りの女性です。母(姑)と息子のために、自分の身を注ぎ、集まってくるお客様にも同じような思いで接し、生きてこられた方です。だから、友人ですが、深く尊敬しているのです。

  3. まめお より:

    私も、介護ママさんとママさんのお友達のように、
    “一本筋の心”を持ちたいです。
    介護ママさんもママさんの友達も
    きっと素晴らしい生き方、お人柄ですね。

  4. 介護ママ より:

    >まめおさん
    ありがとうございます。お恥ずかしいですが、その友人はそうです。私も彼女を励みにすごしてきたのです。

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