東日本大震災を経て

皆さん　いかがお過ごしでしょうか。

連日　悲しいニュースと不安を募らす原発問題で

ついつい暗い気持ちになりますね。

何十年も前の事です。

私の住んでる県でも　水没した村があります。

今はその村はダムの底になっていますが

偶然その水没した村の出身のおばあさんが

リハビリにおいでました。

「せんせ、怖いね～。　あの津波。

昨日は怖くて全然寝れんかったわ。

せんせいは知らんやろうけど

昔　私の田舎も　水にのまれてね。

あの時は　大雨による川の氾濫やけどね。

みるみるうちに　人が呑まれていくのを見てたから

あれを思いだして　怖かった～。

あんな怖いものはないわ～」

おばあさん　

忘れていたはずの　若き日に感じた恐怖は

稲妻のように　よみがえり

体が震えていたようです。

そして　その震える気持ちを抑えながら

明日の希望を　強く願っている思いは

今も昔の変わらずに感じました。