介護施設から、柵が無くなりました!
前回のブログでは、
多くの読者さんより、応援、心配メールやコメントを頂き
ありがとうございます。
おかげさまでコウイチおじいさんの
お部屋の柵は 無くなりました。
正確には 全く無くなった訳ではありません。
窓から少しはなれたベランダ側に
低めに取り付けられたのです
低いといっても
コウイチおじいさんの車椅子目線よりも 高めです。
でも、少し下がって上を見ると
ちゃんと 空と山が、おじいさんの目からは見えるのです。
そして その柵の間に 線路が走り
時々通過する列車の音が
生きている瞬間を実感するそうです。
おじいさんと二人 窓際に行き
「柵がなくなってよかったですね」と言うと
「おおん(こちらの方言で、ハイと言います)
昨日は、向こうの空に虹がかかって ずっと見ていたわ。
ここは竜宮城や。
ずっとひとり暮らししていて もうダメやと思っていたら
こんないい施設が 空から降ってきた。」
と空を眺めます。
そして 一緒に外を見ながら
「空と山が又 見えるようになってよかったですね。」
と又 私が言うと
「線路もや。空と山と線路と、虹
全部 独り占めしとるみたいで 幸せや」
と笑顔でおじいさん話されます。
生きるとは、体が自由に動く事でないのです。
幸せと感じる事が、生きる事なんです。
コウイチおじいさんは かすかに動く手首を使って
上手に車椅子を動かします。
決して自由ではありませんが
空と山と線路は
ずっとひとりぼっちだったおじいさんにとって
最高の親友となったのです。
コウイチおじいさん もう寂しくないよね。
だって ステキなお友達が出来たのですからね。
介護でお悩みの方へ
介護ママの伝えたい介護のツボは、介護でお悩みの方のお力になりたいと考えています。
どうしたらいいか分からないなどお悩みのことがあれば、
こちらの連絡先にお気軽にご相談ください。
可能な限りお力添えさせていただきます。
広告
幸せと感じることが生きること そして
人を喜ばすことが生きがいでもあるだす。
人を喜ばせる事はおじいさんにもできただす。
生きている限り人を喜ばせることが出来る
んだすね。すてきなお話だす。柵がなくなって
よかっただすね。ママさんおめでとうだす
>★ひつじ★さん
ありがとうございます。そうですね、共に幸せを感じることが又、幸せにつながるのですね。
>雪さん
ありがとうございます。自然と、人に囲まれて暮らしていける実感を精一杯感じていただきたいです。
>花水季さん
はい!ありがとうございます。ひとりじめ、していただきますね。こんなに嬉しいことはないですから。