介護施設から、柵が無くなりました!

介護施設から、柵が無くなりました!

前回のブログでは、

多くの読者さんより、応援、心配メールやコメントを頂き

ありがとうございます。


おかげさまでコウイチおじいさんの

お部屋の柵は 無くなりました。


正確には 全く無くなった訳ではありません。

窓から少しはなれたベランダ側に

低めに取り付けられたのです


低いといっても

コウイチおじいさんの車椅子目線よりも 高めです。

でも、少し下がって上を見ると

ちゃんと 空と山が、おじいさんの目からは見えるのです。


そして その柵の間に 線路が走り

時々通過する列車の音が

生きている瞬間を実感するそうです。


おじいさんと二人 窓際に行き

「柵がなくなってよかったですね」と言うと

「おおん(こちらの方言で、ハイと言います)

昨日は、向こうの空に虹がかかって ずっと見ていたわ。

ここは竜宮城や。

ずっとひとり暮らししていて もうダメやと思っていたら

こんないい施設が 空から降ってきた。」

と空を眺めます。


そして 一緒に外を見ながら

「空と山が又 見えるようになってよかったですね。」

と又 私が言うと

「線路もや。空と山と線路と、虹

全部 独り占めしとるみたいで 幸せや」

と笑顔でおじいさん話されます。


生きるとは、体が自由に動く事でないのです。

幸せと感じる事が、生きる事なんです。


コウイチおじいさんは かすかに動く手首を使って

上手に車椅子を動かします。

決して自由ではありませんが


空と山と線路は 

ずっとひとりぼっちだったおじいさんにとって

最高の親友となったのです。


コウイチおじいさん もう寂しくないよね。

だって ステキなお友達が出来たのですからね。




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27 Responses to “介護施設から、柵が無くなりました!”

  1. 介護ママ より:

    >mokaさん
    ありがとうございます。出来る事なら、コウイチおじいさんの幸せいっぱいの笑顔をみなさんにもお見せしたいくらいです。幸せを感じるって、こんなステキな笑顔でいれるんだな~ってね。

  2. 介護ママ より:

    >しじみちゃんさん
    ありがとうございます。そうですね、おじいさんはご自身ではなく、私にも幸せを与えてくれたのですね。それが生きていることの実感につばがるのですね。そして、あらためて施設側の配慮に、深く感謝したいです。

  3. 介護には いろいろと 問題が出ます 施設のたいようも早くて 関心します 一人一人の二ーズにあった 介護が 中々大変 私の身近な人が ヘルパーさんを 家政婦さんのように思ってる人がいます 悲しいです でも小さな幸せが 感じれることが うれしいです 施設のご協力に感謝感謝 介護ママもありがとう 

  4. 介護ママ より:

    >おばちゃんさん
    ありがとうございます。そんなんです。施設の配慮に心から感謝しています。

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