介護施設から、柵が無くなりました!
前回のブログでは、
多くの読者さんより、応援、心配メールやコメントを頂き
ありがとうございます。
おかげさまでコウイチおじいさんの
お部屋の柵は 無くなりました。
正確には 全く無くなった訳ではありません。
窓から少しはなれたベランダ側に
低めに取り付けられたのです
低いといっても
コウイチおじいさんの車椅子目線よりも 高めです。
でも、少し下がって上を見ると
ちゃんと 空と山が、おじいさんの目からは見えるのです。
そして その柵の間に 線路が走り
時々通過する列車の音が
生きている瞬間を実感するそうです。
おじいさんと二人 窓際に行き
「柵がなくなってよかったですね」と言うと
「おおん(こちらの方言で、ハイと言います)
昨日は、向こうの空に虹がかかって ずっと見ていたわ。
ここは竜宮城や。
ずっとひとり暮らししていて もうダメやと思っていたら
こんないい施設が 空から降ってきた。」
と空を眺めます。
そして 一緒に外を見ながら
「空と山が又 見えるようになってよかったですね。」
と又 私が言うと
「線路もや。空と山と線路と、虹
全部 独り占めしとるみたいで 幸せや」
と笑顔でおじいさん話されます。
生きるとは、体が自由に動く事でないのです。
幸せと感じる事が、生きる事なんです。
コウイチおじいさんは かすかに動く手首を使って
上手に車椅子を動かします。
決して自由ではありませんが
空と山と線路は
ずっとひとりぼっちだったおじいさんにとって
最高の親友となったのです。
コウイチおじいさん もう寂しくないよね。
だって ステキなお友達が出来たのですからね。
介護でお悩みの方へ
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どうしたらいいか分からないなどお悩みのことがあれば、
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可能な限りお力添えさせていただきます。
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私は昨夜、おじいちゃんの幻覚幻聴からの錯乱を止めようとして、殴られてしまいました。
外に行こうとするのを止めた深夜のことです。
私に対するものだけならまだ対処もできますが、最近は自分の思い通りにいかないような事、幻覚による妄想などですが、があると、おばあちゃんや息子にも怒りを向けるようになってきました。
たいていのことは受け流してきましたが、幻覚はスゴいらしく家中の電気を消して回っては、まだうるさいと、外に向かっていくような感じです。
朝は大変穏やかないつものおじいちゃんです。
あー。よかった、おさまった。
と、おもいましたがまた、今おきはじめました。
とても怖いです。
旦那は週末は夜の仕事なので、朝まで帰りません。
どうしたらいいか。
>SUGAMAMAさん
おはようございます。幻覚や妄想はご家族が疲弊する何よりもの要因です。私も今は亡き姑に幻覚と被害妄想で何年も苦しめられました。残念なことに、幻覚妄想はどうしようもないのです。相手の気持ちが治まるまで待つしかないのです。出なければ、ご家族が倒れます。私の場合は、周囲の協力と勧めで、姑は精神科に受診し、服薬治療を行いました。精神科の受診は意外とすんなりと行き、落ち着きました。私の体験談で恐縮ですが、参考なれば幸いです。
安全を守るための柵なのか
生き甲斐である景色なのか。
利用者本意って、大事なことですね。
リスクって生きていればどこにでもあって
そのリスクを回避しようとすると、大事なものを奪ってしまう事がたくさんある。
すぐに対応してくれた施設に対しても、素晴らしいって思います。
良かったですね。介護ママさんも嬉しかったでしょう。当然コウイチさんも。
>トトロさん
いつもありがとうございます。ホントに嬉しかったし、感謝でいっぱいです。