生きてるって、素晴らしい
私の地元では、
8月のお盆を旧盆といい、7月のお盆を新盆といいます。
そして、7月の新盆に お墓参りに行く事が多いのです。
その 新盆がもうすぐやってきます。
今日はお盆にまつわるお話をしましょう。
長い間 意識もなく 食事は胃に管を入れて栄養を取っている
ミツエおばあさん
毎日 毎日 80歳後半のおじいさんが
ミツエおばあさんのお顔を見に 病院を訪ねてきます。
食事は取れませんが
お口に 少しお水で湿らせたり
体をさすったり 返ってこないはずの会話をしていたり
お子様のいないお二人には
かけがえのない時間なんでしょう。
そんな おじいさん この炎天下のお昼過ぎ
バイクにのって お出かけされるのです。
「暑いですね~ お出かけですか」と
病院を出るとき 私がおじいさんにお声をかけると
「今から 戦友慰霊会の打ち合わせや。
みんな 順番におらんようになって、
何年か前から わしが会長しとるわ」と
おじいさん 士官学校を出て ベトナムに行っていたそうです。
「あと もう少し戦争が長引いとったら
わしも 前線に出とった。順番は直前まで きていたからな。」
「ま~、じゃあ 命拾いしたみたいものでしょうか。」
と、私はちょっと無礼な言い方を してしまいました。
そしたら おじいさん うなずきながら
「そうや、与わった命は大切にせんなん。
ばあさんも一緒や。
話もせんし、飯もくわんけど
生きてるだけで 有り難いことや」
ホントにそうです。
生きている事 息をしている事
その存在そのものが 大きな支えになる事ってあるのですね。
子供のいないミツエさんご夫妻
年老いて その命の尊さを
かすかな息使いで 確認しあっている
そんな 温かな 愛情を感じた おじいさんの一言でした。
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素敵なご夫婦ですね!!
ほんと
戦争を経験し、たくさん友達の命を
近くで見送ってきたんでしょうね(;_;)
奥様には
ほんと長生きしていただきたいです。
おじいさまと共に…
なんでかな?
読んでて涙しました。
>まあちゃんさん
ありがとうございます。命とはそれだけ重いんですね。