癌でもリハビリをがんばっていたキミさん

以前 ブログでご紹介したキミさん


「よっこういしょ どっこいしょ」と

体いっぱいに パワーを集めて 放散して

みんなに そのパワーを与えていました


90半ばとは思えない その元気さに

多くの方が目を細めて 応援

そして そのかいもあり キミさん 歩けるようになったのです


しかし それもつかの間

それから まもなく 床に臥したのです。


腰痛がおさまらず 立ってるだけで痛みは増幅

頑張り屋さんのキミさんでも

もうどうする事も出来なくなったのです。


それから数週間

看護師さんの口から出た言葉は

あまりにも悲しい現実でした。

「キミさん 癌でした。

あの痛みは 腰痛ではなく 癌からきていたのです。

もって 数カ月

ご家族は 家でそっと 看ていきたいとご希望されました。」と


私は なんてバカな事をしていたのでしょう。

こんなに 痛みをこらえてるキミさんに

頑張れ!負けるな!と応援し 掛け声かけて 苦しめて 


キミさんは そんな私の言葉を信じて

痛みをこらえて頑張ってくれてたのです。


申し訳なさと 情けなさと いとおしさで

胸が張り裂けそうです。


意識が薄れていくキミさん

できることなら 一言「ごめんなさい」と言いたいです。



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8 Responses to “癌でもリハビリをがんばっていたキミさん”

  1. s360 より:

    お疲れ様です。
    すこしつらいお話かもしれませんが、双方の思いやりが行き来する、とても暖かいお話のように感じました。
    お年を取られる、様々な疾患がでてくる、いつかは亡くなる、そこに寄り添わせていただける介護の仕事、つらいことが多い仕事ですが、つらいことをあえて経験させていただける、本当に素敵なお仕事だと「介護ママ」さんのブログで感じました。

  2. 大好きな人の笑顔が見たいから
    頑張ってきたんだと思うだす
    人を好きになることは生きることだす
    キミさんはそれで幸せを感じていた筈だす
    痛い事はとてもしんどいだすが、自分を
    みとめてくれる人がいるって心の支えだす
    これからも介護ママさん、活躍してほしいだす
    キミさんに心の中でごめんと言ってるママ
    さんの気持ち、手に取るように感じられる
    だす。素敵なママさんだす

  3. >介護ママさん
    私も90歳の父と87歳の母を抱えている。しょっちゅう、腰が痛いだの膝が痛いだのと言うので、外科や鍼灸治療院に連れて行く。
    だが、部分的かも知れないがガンが発生しているのかも知れない。
    高齢になって衰弱して眠るように死ぬ・・・いわゆる老衰、今や願ってもなかなか実現できない。
    しかし、老衰死亡者の遺体を解剖してみたら大部分がガンを発生していたという。
    ガンは高齢になると誰でも多少はあるらしい。ただ、高齢になると進行が遅くて、ガンが支配的になる前に、肺炎など別の病気で死ぬということだ。
    そのように考えれば、「よっこいしょ」のお婆さんに励ましの声かけをしたのは悪いことではないと思いますよ。

  4. i-yon より:

    介護ママさんの手うちわが嬉しくて涙ぐまれたキミさんの記事‥
    歩けるようになってほんとうに喜ばれておられましたね
    あの可愛いキミさん 残念です
    寄り添い 励ましてくれ 生きている喜びを共有し 共感してくれる人の存在は‥
    年齢の垣根を越えて 人と人の心をしなやかにつないでくれるんですね
    あきらめないで 真面目にリハビリに取り組まれたキミさんの時間は‥
    きらきらと輝いていて 大切な命のメッセージを伝えてくださいます
     

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