糖尿病と腎臓病、それでも生きなければならない

糖尿病と腎臓病

どちらも 生きるために闘いを強いられる病気です。


誰と戦うって?

自分との戦いです。


甘いものやカロリーを抑えての食事

水分を控えながらの脱水対策


それでも合併症は体のどこかに潜み

着々と その勢力を強めていきます。


トモジさんも そうでした。

好きな おやつも我慢して

楽しみにしていたお酒も やめて

暑い日も 氷でのどを潤して お水を控えたのに


体は どんどん病魔に侵され

とうとうご飯をのどから食べられなくなり

やせ細り 胃に直接管を通しての 栄養補給


それでも病魔は容赦しません。


トモジさんの右足の親指を とりました。

次は 左足の膝から下を取りました。


声なき声に耳を傾け

かすかに聞こえたようなちいさな幻覚


「それでも生きなければならない」


漫然と 今を生きている私の目の前を

天井だけをみつめたままのトモジさんが

通り過ぎていきました。



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4 Responses to “糖尿病と腎臓病、それでも生きなければならない”

  1. ご家族の思いと 利用者の思いとの ギャップ ヘルパーは見てしまうときがある 私たちは 誰の介護? 

  2. 介護ママ より:

    >おばちゃんさん
    ほんとにそうです。私たちは何を誰にもとめられているのでしょう。それを見失いたくないですね。

  3. 生きるって本人に意志があって
    その思いのまま過ごせることだと思うだす
    他人や機械によって生かされてるって
    拷問のように思ってまふ
    母をみてもそう思うだす

  4. 介護ママ より:

    話せない人だからこそ、今思うことをききたいですね。

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