糖尿病の後遺症の主人を介護する奥様の想い
いつもお読み頂きありがとうございます。
先日の担当者会議の出来事です。
担当者会議では、ご家族の希望もお聞きします。
そこでの 介護家族の切実な思いを感じた お話をしましょう。
糖尿病の合併と多発性脳梗塞の後遺症をお持ちのトモジさん。
まだ70前半で、デイケアではお若い方です。
でも 脳梗塞の後遺症で、言葉を上手に発する事が出来ません。
そのため、トモジさんの意思表示は
「あ~ あ~」と唸り声だけです。
機嫌の良い時は 首を縦に振り
機嫌の悪い時は「あ~」と唸るように叫びます。
トモジさんの言葉には「ありがとう」がありません。
それでも スタッフは 表情をみながら
トモジさんの気持ちを憶測して判断しながらケアをしていました。
でも、こんなこと 奥様にはとてもストレスになっていたのです。
真面目で 几帳面なご主人が
言葉にならない言葉しか発せられず
機嫌が悪い時は まるで子供がだだをこねるように 叫ぶだけ。
そんな 苦しみが 積もりに積もり 出てきた言葉が
「主人が せめて ありがとう を言えるように
リハビリでなんとかしてください。
せめて ありがとうを言ってくれると
私も 頑張れます。」と
性格もかわってしまったトモジさん
綺麗なものを見ても 美味しいものを食べても
感動しなくなったトモジさん
その姿は、いつも傍にいる奥様には
言いようのない悲しみと苦しみ以外の何物でもなかったのでしょう。
リハビリでそれらを払拭できるとは とても言えませんが
少しでも 昔のトミジさんに近づく事が
奥様のささやかな夢であり望みであると
身にしみた 担当者会議でした。
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奥様の気持ち 凄く 分かります(._.)
ご主人が 変わる気持ちも分かりますが 奥様のストレスは 大変なものだと 思います。どちらも 歩み寄る努力は 介護する側 される側 どちらにも必要だと思う次第です。
少しだけでも 以前のご主人になれたらいいのにな。
トモジさんの奥さんの気持ちを察すると胸が詰まりそうになります。
僕も、元気で明るかった自分の祖母が老いと共にいろいろできなくなっていく姿を見るのがもどかしくて辛かったです。
奥さんの心のケアも大事ですね!
奥様 毎日ご主人を診られていて かなりお疲れだと感じました。
ありがとう その一言だけでも聞きたい…そしたら頑張れる…
今の奥様の素直なお気持ちなんでしょうね…
でも ご主人自身もとてもはがゆい思いをされてると思います。
奥様の 小さな望み 叶う事を願っています。
>雪さん
いつもありがとうございます。奥様の気持ちは身につまされる思いですね。何とか、ご主人に伝わらないかと考えてます。