脳梗塞の姉を介護する20歳違いの妹さん

今日は　姉妹の温かいお話をしましょう。

いつものように　

午後は施設のデイサービスに出かけて　体操をしていると

｢姉さん　頑張って」と私の後ろから　優しい声援が聞こえました。

振り向くと　60代の女性が　　ニコニコ笑って　

入所者さんの　体操を見ています。

体操途中にも関わらず　私はうっかりと

「妹さんですか？」と声をかけたのです。

この　お姉さんと言われたユリコさん

80歳後半の方　お姉さんというよりも

親子と思えるくらいの年齢だからです。

「はい、20歳姉とは離れているんです。

姉には　親以上にお世話になってるんです。」と

ユリコさん　脳梗塞を何度も繰り返し　

喋ることも　歩くことも　手を動かす事も　ままなりません。

そして　2日に1回透析してるから

体が　いつもだるいようで　目は閉じたまま

話しかけると　うなずくだけの　反応の少ない方です。

でも、妹さんが　私にユリコさんのお話をされてる時は

口元に笑みを浮かべ　目を少し開けて

｢うん　うん」うなずいて　聞いてます。

そういえば　ユリコさん　お子さんいなかったんですよね。

ご主人と二人だけだと思ってたのですが

こんなに素敵な妹さんがおいでたのです。

親子の血に　勝っても劣らない　強くて優しい血のつながり

老いても　薄くならない血のつながりに感動し　

微笑ましく感じた　ユリコさんの笑顔でした。