見えない会話の介護
以前のブログでお話した ミツエおばあさん
話す事も 食べる事も 手足を動かす事も出来ません。
でも、 おじいさんの顔をジーと見て
うなずくように 瞬きをされます。
声の無い会話 言葉の返ってこない会話
それでも おじいさんは 満足なんです。
だって 息使いが 生きていている事を証明してくれてるから
そんなおじいさん
暑い暑い 昼下がり
汗をかきかき 病室に入っていかれました。
いつもの戦友慰霊会の帰りでしょうか。
「あ~ 暑かった 汗びっしょりや。
こんな 暑いのは たまらんな~」と
汗をぬぐいながら ミツエおばあさんに話しかけてます。
お部屋の向こうでは 静かに横たわっているミツエさん
そんな様子を偶然 廊下で目にした私には
とても 不思議な光景でした。
意識のぼんやりした奥さんに
言葉も帰ってこない奥さんに
当たり前に 普通の会話を投げかける ご主人
一方通行のキャッチボールに見えるのに
音にはならない 目にはみえない 空気となって
おじいさんには しっかり言葉が返って来てるのでしょうね。
そんな お二人の様子を 廊下越しで聞きながら
とても 幸せな空気を感じた お二人の会話でした。
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心と心の真のキャッチボールですね。
きっと、いやっ、心では理解し合っていますね。
>丸 長朗さん
心での理解、素晴らしいです。アイコンタクト以上の重みがあるのでしょうね。