認知症の兄の介護をする93歳の妹
認知症の夫を 高齢の妻が介護する
100歳近い母親を 80歳近い子供が面倒みている。
介護保険を利用し サービスを利用しながらでも
傍目で見ていて 言いようのない哀愁が漂う
老々介護 認々介護
私の施設にも そんな兄妹がおいでます。
兄 96歳 妹 93歳
93歳の妹さんは 隣の県から
列車とバスを乗り継いで
入所されてる 一人ぼっちのおにいさんの元を訪ねてきます。
施設のお兄さんの部屋で寝泊まりし
食事をとり 話し相手をして 1週間を過ごし
ご自宅に戻ります。
施設の中ですから 入浴も食事も職員がします。
ただ 職員では補えない 他人には及ばない
歩けなくなったお兄さんの思いや願い
語らずとも妹さんが手を差し伸べて、して下さいます。
何よりも 大切な兄妹の残された時間と今までの時間を
そっと 指でなぞるような お二人の空間
他人の大きな愛情と厚意の中で
まるでシュークリームの中の 甘いクリームのようなお姿に
現実と夢を一緒に見ているような
温かさを感じました。
そして 規則に縛ることなく
お二人の 自由な時間を提供してくれた施設長に
私は 敬意を払います。
介護を変えるのは
こんな 当たり前の生活が当たり前に行える
ほんの少しの心の広さから始まるかもしれないと
お二人の姿を見て 思いました。
介護でお悩みの方へ
介護ママの伝えたい介護のツボは、介護でお悩みの方のお力になりたいと考えています。
どうしたらいいか分からないなどお悩みのことがあれば、
こちらの連絡先にお気軽にご相談ください。
可能な限りお力添えさせていただきます。
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お二人が 揃って
語り合う場所を提供されて下さる施設
思いやりがある施設長のもとなら 職員も育つし働きやすいでしょうね
>花水季さん
ありがとうございます。その通りです。職員が育つも育たないもトップ次第かもしれませんね。
施設長さん!!すてきです(//・_・//)
利用者さんとご家族の、生きている時間をちゃんと提供できるって、すごい!!
法律や、自分たちの都合に合わせて、柔軟な対応がとれない場所がある中で、素晴らしいですよね(//・_・//)
介護の鏡です
>しのっちさん
ありがとうございます。自分たちの周りから、介護現場をかえていけれそうな気がしました。