認知症を理解していない?!
「あなた方は
うちのお父さんが認知症だって、分からないと思うでしょうが
ホントは認知症なんです。」
電話口で 泣きながら訴える 奥さん
ヒサオさんは70代 デイでは若い方です。
日曜日の朝、奥さんがご飯の用意をしているすきに
ふらりと外に出て それからからどこに行ったか分からなくなり
見つかったのは 夜10時過ぎ
ヒサオさん 暗闇の中 さ迷いながら 転倒し
痛さでうずくまっているところを
通りかかった人が発見 警察に保護されました。
私達は ヒサオさんが認知症だって事は、分かってました。
デイケアにいる時も フラリと病院のロビーまで行ったり
院内をぶらぶらしてる時もあります。
それに ご家族からも フラリと出歩くことは聞いていましたから。
でも、デイケアの連絡帳には いつもいいことしか書きません。
ヒサオさんが頑張っている様子や
優しく皆さんに接している様子
ひとつひとつを 感謝しながら文章に記してました。
きっと その方がご家族も安心するだろうし
嬉しいだろうって
認知症だと思っていたご主人にも
「こんなに、いいところがあるんだ」
「頑張っているんだ」って 、思ってほしかったから。
でも、違ってました。
「お父さんの 認知症をわかってくれてない。
いいとこしか目につかない。」って叱られちゃいました。
傷つけないようにしたためた文章が
「ホントのことを わかってくれてない」と勘違いされ
かえって、傷つけていたなんて・・・
認知症で苦しんでいる家族を支えたり 励ましてするって
やっぱり 難しんだな~と
反省した出来事でした。
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奥様やご家族のグチや不満・悩み事の聞き役にしばらく徹して、吐き出したい事を全部吐き出させて、その上で後でいいことを何気にサラっという…とかはいかがでしょうか… もっともその前に本音を言えるだけの信頼関係が築けているかも問題ですが…『毒ははかないと薬は入らない』との言葉もあるようですから…
介護の世界は ご家族さんのホローもいりますね 又 勉強になります
私たちが普段行っている事に対して、ご家族から見たら、そういう見方もあるのかと…
以前、利用中の行動を連絡帳に書いたスタッフに対し、『認知症で、問題行動があるのは、私たちだってわかっています。そんな事をわざわざ書いて寄越さなくてもいいじゃないですか』とご家族から言われた事があります。
難しいですね。
勉強になります。
>カメですが(・_・)さん
連絡帳という紙媒体はかえって中途半端なのかもしれませんね。