金銭的理由により、尿路結石の治療拒否?!
尿路結石で治療していたキミコさん
ご主人を早くに亡くし、女手一人で娘さんを育てました。
生活することに日々追われ
毎日毎日が一生懸命に生きてきたのです。
でも、働けど働けど 生活は楽にならず
年金も十分にはかけられまま時は流れ
それでも健康だけが宝だからと
自分に言い聞かすように 今だけを見つめ生きてきました。
80歳を過ぎ その体力にも限界が来た時
初めて知った病気と言う辛さ
育て上げてきた娘も
決して安泰な結婚生活ではなく
今は 年老いた母娘二人の生活です。
そんな キミコさんを襲ったのは尿路結石という病気です。
我慢して動くと、痛みは徐々に増幅してきます。
ひどい時は 寝ているだけでも痛みがあります。
とうとう 我慢しきれず病院に行き 入院
治療し退院したものの
この病気は再発と言う怖さがあるのです。
退院後しばらくはデイケアに通っていたのですが
まもなく再発
再度入院治療のはずでしたが・・・
外来からの突然の連絡
「キミコさんの娘さんから連絡がありました。
治療を中断してほしいと」
不思議に思い カルテを見ると
カルテの端っ子に 小さく記されてました。
「娘さんより 今は痛みが落ち着いているので
経済的理由により 治療を拒否 と電話あり」と
痛みが落ち着く?
キミコさん お金のない生活が どんなものか知ってるから
娘さんに負担をかけれないから
「大丈夫」って言ってるのでしょうか。
「せんせい 動くと 下腹から足の付け根までが痛くて」
いつも足をさすりながら 私に話してくれているキミコさん
本当はこの辛さを ぐっとこらえてるのでしょう。
自分のためにお金の負担をかけさせたくない
そんな切ない母心
こればかりは 私達には絶対 踏み込めない 現実です。
介護でお悩みの方へ
介護ママの伝えたい介護のツボは、介護でお悩みの方のお力になりたいと考えています。
どうしたらいいか分からないなどお悩みのことがあれば、
こちらの連絡先にお気軽にご相談ください。
可能な限りお力添えさせていただきます。