60歳の花嫁、娘の気持ち
途方に暮れたトメさん
途方にくれてるのは 娘さんも同じです。
60近くでお嫁に行くことになり
最後まで見届けると決めた母を苦しめてるのですから
辛いでしょう。
「母はできることなら ここをずっと通いたいんです。
私もそれを願ってます。
でも、遠すぎますよね」
振り絞って出た 言葉
私だって あなた方親子の気持ちは痛いほどわかってます。
早くにご主人を亡くし
女手で二人の娘を育て上げ
ほっとしたら 癌になり
人工肛門をつけての不自由な日々
下肢の神経も患い
不自由な体はさらに動かなくなり
しっかりした頭で トメさんは 現実と過去と未来をいつも見つめてる
だから 長生きしてほしい。
今まで ずっと遠くで見てきた私達の傍で
生きてほしいのです。
私達が送迎で行ける距離ではない事を知りつつも
一抹の希望を持って尋ねられた娘さん
この親子をお断りしなければならない現実に
ホントの事が言えず 私は 今日も嘘をついてしまいました。
「なにかいい方法があるかもしれません。
最後まで(引っ越しの日)一緒に考えましょ」
うっすら涙ぐんだ娘さんを
励ますように 自分の無責任さから逃れるように
当てのないウソを 私はついてしまいました。
ふ~ どうしたらいいんだろう。
「エリア外だから はい、さよなら」 なんて言えないですよね。
あの涙を見たら なおさら 言えなくなっちゃった。
私って優柔不断です。
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