難聴のおばあちゃんの認知症介護
今日は 音の無い世界で会話をしている
ヒサノおばあちゃん のお話をしましょう。
ヒサノおばあちゃんは お話ができません。
言葉を 持っていません。
耳が聞こえず 言葉を知らずに 生きてきました。
いえ 厳密には ひらがなは少し読め、かすかに発声できます。
しかし 会話には至りません。
幼少の頃に 病気で聴力を失ったのでしょうか。
今 94歳 認知症も加わり
身ぶり手ぶりの会話も 通じなくなりました。
そんな ヒサノおばあちゃんの 唯一の意志表示は
瞬きの少ない 瞳です。
いつも 涙目ですが
カッと見開き まっすぐに 前を見据える 強さは
長い間 音の無い世界で生きてきた 生活のバネでしょうか。
そんな ヒサノおばあちゃん 最近その眼力(めじから)に陰りが出てきました。
うつろになった瞳で かすかに訴える 苦痛と寂しさ
私を ジーと見て ポロポロ流す涙に
その深さを感じます。
言葉を使う私たちでさえ 自分の気持ちをうまく伝えられないのに
老いた瞳で 自分の気持ちを伝えようとする ヒサノおばあちゃん
私は ヒサノおばあちゃんの 命がある限り 代弁者でいたいと
頼まれてもいない 使命感に
ささやかな 励みと生きる支えを 見いだしている 今日この頃です。
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タグ:認知症
>介護ママさん
私、どんどん話せない日が増えてきて、ヒステリーに成りそうになったり、がっかりでねてしまったり。
>毒舌マツコの攻撃さん
う~ん!出来る事なら、あなたの代弁者、心の目を読んでくれる人、見つけてみてください。必ずいると思いますよ。