若年性認知症のご主人とも離婚しなかった友達

若年性認知症のご主人とも離婚しなかった友達

先日嬉しい事がありました。


以前 若年性認知症のご主人と友達のブログを書きました。


脳腫瘍のご主人の看病と子育ての両立ができず

ご主人の看病を お母様(お姑さん)にゆだねたお話です。


そのご主人は 

私の勤務していた病院に リハビリ通院しており

その経過を 私は 傍で切なく見ていました。


それから その友達とは会うこともなく 

月日が流れ

私の記憶から 当時の彼女の苦悩が消えかけていた時

彼女は 私の勤務先の病院を訪ねてきました。


私を訪ねてきたというよりも 

「50肩」の治療でリハビリにきたのです。

今までの苦労を 微塵も出さない さわやかな彼女の笑顔

そして しばらくぶりの再会を 抱き合って 喜ぶ 私達

「元気でいてくれて よかった」と

心の中で 両手を合わし 感謝していました。

いえ 私の 感動はそれだけではありませんでした。


しばらくして 見た事のある 長身の男性が

白いツエで ゆっくりとした足取りで

リハビリ室を訪ねて来たのです。


その男性の行先は 彼女だったのです。


そうなんです。

彼女は 脳腫瘍が元で視力を失い 

知的能力も低下したご主人の看病を お姑さんにゆだね

自ら 働き 生計を立て 子供を育てただけでなく

失明したご主人をも 見守り続けたのです。

もちろん 多くの方の力や援助は受けたことでしょう。

でも あらゆる 定めをその小さな背中に背負って 生き抜いたのです。


そんな 彼女の苦労を 露とも知らず

離婚したと思いこみ 悲しんでいた 私の浅はかさ 愚かさ

ごめんなさい


今は 彼女が 元気でいてくれていた事

彼女には守るべき家庭があった事に

言いようのない 嬉しさと幸せを感じています。


素敵な友達を持った事に誇りを感じた

さわやかな 1日でした。



介護でお悩みの方へ

介護ママの伝えたい介護のツボは、
介護でお悩みの方のお力になりたいと考えています。

どうしたらいいか分からないなどお悩みのことがあれば、
こちらの連絡先にお気軽にご相談ください。

可能な限りお力添えさせていただきます。


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4 Responses to “若年性認知症のご主人とも離婚しなかった友達”

  1. ミイ☆ より:

    介護ママさんのお友達子育てと生活面と、凄く頑張って来られたんですね。
    言葉では表せないご苦労をされていると思いますが 今幸せなんじゃぁないかなぁ…と感じました。
    脳腫瘍…主人と重なりました…
    お友達に エールを贈ります(^-^)

  2. 介護ママ より:

    >ミイ☆さん
    ありがとうございます。周りの方のご苦労を見て、自分も頑張っていこうと励まされます。

  3. 誰かの 支えになると 言うことは 大変な苦労と 向き合う 事と思います 一つ一つの 積み重ねで 人間は成長すると思います それも陰で誰かが応援してくれると 思うとくじけそうになっても がんばれると思います 私もそんな介護人に なりたいと 思います 現実と違う部分は 介護の先輩の ママに意見を聞きながら 行きます よろしくお願いします

  4. 介護ママ より:

    >おばちゃんさん
    いつもありがとうございます。私も発展途上ですが、共に頑張りましょうね。

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