ミエさんのリハビリに

4日は出勤ではないのですが

施設のデイサービスに顔を出しに行きました。

実は　この日　私を訪ねてデイサービスの

お試し利用をされてる方がおいでたのです。

お試し利用をされていたのは　

以前　私が病院でリハビリをしていたミエさんです。

ケアマネには　私は　この日がお休みと伝えてあったのに

何かの行き違いかで　ミエさん　ご利用となり、

私は　なんだか責任を　感じて

ミエさんのお顔を見に行ったのです。

私がデイに行ったのは　お昼過ぎ

ミエさん　ご飯が終わり　ベッドで休まれたすぐでした。

「ミエさん　今日はごめんなさい。

お休みすることを　お伝えできなくて。」

と　ミエさんの耳元でささやくと

「あら～　お休みなのに　来てくれたのですか

私の為に　来て下さったのですか」と

何度も何度も　お礼を言いいながら

うっすら　涙を浮かべて　喜んで下さいます。

実は　ミエさんは　生まれながらに足が不自由です。

そのためでしょうか　生涯結婚することなく

着物のお仕立てで生活されてきました。

でも　寂しくないのです。

ミエさんには　妹さん夫婦がいつも付いてくれているからです。

そんな　ミエさん　着物の仕立ての仕事をしながら

共働きの　妹夫婦のお子さんの面倒もみてきたのです。

だから　妹さんご夫婦も　姪ごさん達も

みんな　みんなミエさんが大好きです。

たとえ　体に不自由さがあっても

周囲の人達を幸せな気持ちにさせてくれる　ミエさん

私は　そんなミエさんが　大好きです。

そして　こんな私を尋ねて来てくれた事に

感謝し　言いようもない嬉しさでいっぱいになりました。

「ごめんなさいね。お休みになっていたのに。

でも　今日来てくれて　嬉しいです。ありがとう。

今度は　私が居る時に　ぜひ　来てくださいね。」

ちょっと勝手な約束ですが

ニコニコと包んでくれる　大きくて優しい笑顔に

私は　元気をもらった　あたたかな休日でした。