リハビリの無理強いは良くありませんよ
今日もフミさんの続きをしましょう。
フミさんのご主人 車椅子対応の車をレンタルして
頑張ってリハビリにフミさんをお連れしています。
週4日 といっても 始めてまだ2週間ですが・・・
休まず頑張ってます。
何もお喋りできないフミさんは
「疲れた」とも「楽しい」ともいえず
なすがままです。
私は ちょっとだけ そんなフミさんが不憫になる時があります。
入所当初と比べて
お元気になったとはいえ
車に揺られて 20分あまりの通院
体力も十分でないのに 病院かよい
「体が持つのかな~」と心配です。
そして 昨日 私の心配が現実のものとなりました
リハビリにいかれたと思ったら
フミさんお部屋で寝ています。
傍には ご主人はおいでません。
「フミさん どうされたのですか」とスタッフに聞くと
「今日は朝からグッタリして リハビリはお休みされました。
お熱はないのですが ご飯も食べず
なんか グッタリしてるんです」
みると 心なしか フミさんの お顔がむくんでます。
お声をかけると 小さくうなずくだけ
傍にいたスタッフの言葉は続きます。
「こんなに無理して リハビリ行く事が フミさんのためでしょうか。
フミさんはそれを望んでるのでしょうか。
ゆっくりみんなとお食事して ゆったりみんなと過ごしていただく
それがどうして いけないのでしょうか。」
死の淵から 自力で上がってきたフミさん
今も 決して 強靭とはいえない 命の綱
できることなら 今は 授かった命のともし火に感謝し
大切にすることを 心から願ってやまないのが
私達の本心です。
介護でお悩みの方へ
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可能な限りお力添えさせていただきます。
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ご家族(ご主人)と介護施設の方の考えにある温度差は、フミさんの未来についての認識の差だと思います。
ご家族はこれからも生きていくフミさんの未来を信じていられると思います。
介護施設の方は失礼ながら、フミさんの限りある時間を思っていらえれるように思います。
この溝がある限り、話は平行線であると思います。
家族はたとえ今がどういう状態であろうと未来を信じています。
そこについて理解をされて、ご家族と話し合っていただけたらと思いました。
もし私の母がそうなったら…
私はリハビリをさせるだろうか?
それとも、ゆったり過ごさせるだろうか?
答えは…
実際にそうなってみなければわかりません。
でも、もしそうなったら、ということを考えさせられたお話でした。
ありがとうございます。
>ぺんぎんさん
ありがとうございます。それぞれの立場があるのですね。夫と子供、妻でも考え方がちがうのです。ご本人さんが望まれている心の声に耳を傾けていくケアをしていきたいと思うのが現場の声です。そのためにもご主人ともっと話し合っていかなればならないですね。
>アーサーさん
いつもありがとうございます。延命治療や胃ろうと同じ気持ちかもしれないと、思います。この時はそれぞれのご家族の考え方や介護力で決まるのかもしれません。