介護施設家族会の感想

いつもお読み頂きありがとうございます。

家族会から数日たち　

ポツポツと　感想が入ってきます。

幸い皆様のご家族の励みになったお声が多い中で

一人　気になる方がおいでました。

外子さんの娘さんです。

外子さんは80半ばですが　とても足腰が丈夫です。

そのため　「よく動く認知症」のモデルのような方です。

だから　ご家族も大変です。

ちょっと目を離すと　数件隣の家でおトイレ借りて用足ししたり

交番のお世話になったり・・・

またお喋りも止まらず

支離滅裂なことを　果てしなく話し続ける

とてもパワフルな方です。

でも　　外子さん　支離滅裂な内容でも

いつもニコニコと話して　一人で笑って

相づちを求めて　そんな様子が　なんだか　とてもあどけないのです。

ただ　ご家族はそれが24時間だから　相当苦痛なんですね。

ついつい　怒ってしまうみたいです。

それも　怒っていけないと思いながら声を荒げてしまい、

あとから　後悔されてるようです。

そんな葛藤の中　家族会に参加し　私の話を聞き

娘さん　ケアマネに

「怒るな　ばかり言われた」と言ったのです。

私は　一言も「怒らないでください」なんて話してないし

「怒る」という言葉すら出していないのに

自分がいつも負い目を持っていると

言われてないのに　注意されてるような気がしたのでしょうか。

ただ　それだけ　ご家族の気持ちは繊細なんだなと

外子さんの娘さんの話しを聞き思いました。

励ましたり　寄り添ったりしているつもりでも

いつのまにか　傷つけてしまう　介護者への言葉かけ

深く深く　葛藤し続けている人には

シャッボン玉のように　

はかなく消えてしまったような　そんな気がしました。