客室乗務員と介護職の接遇
接遇が重要視されるようになって 久しくなりますが
介護職 介護の現場では 接遇の重要性を謳われながら
十分な教育や 教育手順そのものも 確立できていません。
これは 介護の現場では どこまでがケアで
どこまでが接遇なのかが 不鮮明だからだと思います。
もちろん ケアマネやご家族に対しては
ケアではなく 専門職としての 「接遇」が求められます。
でも 認知症の方を中心とした高齢者のは
接遇とケアの境界線がありません。
そんな中 私自身 職員教育としての
介護の接遇を求められるようになり
なにか ヒントがないかと 模索していました。
とにかく 模範となるべき対象を探す事から始めました。
「デパートの店員さん 特に受付嬢の対応」
この方々も 言葉使い 挨拶の仕方 クレームの対応と
洗練されたものがあります・・・でも 私の求めている物とは違います
「教育を受けた温泉の従業員」
この方々も お客様の気持ちを1歩先ゆく おもてなしをしています
でも、やっぱり違います
「ホテルの従業員」
近いづいてきていますが 何かが違います
引き算式で 自分の介護の接遇に近い職業を探していた矢先
所用で東京にいくことがあり 飛行機に乗りました
乗車してすぐに流れるアナウンス
数ある会社から 自分たちの会社を選んでくれたことへの感謝
乗車時間のみならずその後の時間にも安全を願ってくれる心使い
そして なによりも
危険と背中会わせてでありながらのひと時(フライト)を
共有しているという認識と
その間 命を預かるというプロ意識
今まで自分が探していた糸口を 見つけたような気がしました。
本職の 客室乗務員の方から見て
自分たちが 介護職と同じラインに立たされている事に
疑問を持たれるかもしれません。
でも 高齢者に対する配慮や言葉使い
小さなお子様に対する愛くるしい笑顔と言葉使い
危険に対しての お客様中心の厳しいプロ意識
何よりも 自分たちの手に託されたお客様の命の重要性を
この方たちは 自覚し適切に動いている事に 深く感心しました。
急いで 家に帰り すぐに調べました。
やっぱり ありました
ANAが 医療 介護職の接遇教育をはじめていたのです。
きっと 現場から求められたのでしょう。
私自身 これから 始める介護の接遇の勉強
その羅針盤が見えてきた今
整理して 多くの後輩たちに伝えていけれれば
私の 役割がひとつ果たせるかもしれない
空をみながら 一回り大きく感じた空に向かい
深呼吸をしてみました。
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タグ:接遇
羅針盤が見えてきて良かったですね。
この出会いもまた必然だったのかもしれないですね。
>アーサーさん
ありがとうございます。頑張ってみます!