認知症高齢者に言ってはいけない言葉
今日は 9月号に掲載した原稿をアップします。
素人はだしでお恥ずかしいですが、ご了承を。
高齢者に言ってはいけない言葉
前回は、高齢者特に認知症の方と関わる時に
心かけて使用して頂きたい言葉のお話しをしました。
今回は、使っていけない言葉、単に相手を傷つけるだけでなく、
双方の人間関係をも脅かす言葉についてお話しましょう。
1否定と命令は禁句です
高齢者の方は、自分自身が認知症になって来ている事に
本当はうっすらと気が付いているのです。
そして、親や夫としてのプライドを必死で保ち続けようと
頑張って虚勢を張っています。
この努力とプライドを脅かし、つぶしてしまうのが、
「否定と命令」口調です。
2 理由ある行動
たとえば、落ち着きなく部屋の中を歩き回っている様子を見て、
ついつい「座って!」と言ってしまう事があります。
でも、認知症の方の行動には理由があるのです。
この落ち着きなく歩きまわることにも、
実はご本人なりに 訳あっての行動です。
それを、ご本人の気持ちをくまずに、
命令的に否定・静止することは
逆に相手の気持ちを逆なでさせてしまいます。
3 「ましょう」と「ませ」で変わります
では、どのような言い方をすればいいでしょうか。
認知症の方の気持ちを尊重しつつ、
こちらのお願いを聞いてほしい時
私は「○○しましょう」「○○して下さいませ」を使います。
ちょっと語尾をかえるだけでニュアンスが変わり、笑顔がでます。
何よりも強い語勢が、
自然に下がり口調の弱い語勢になります。
ぜひ、皆さんもお試しくださいませ。
「言葉」は認知症の方の生き方を変える
大切な役割をはたしています。
では、来月は「元気を与える言葉」のお話を致します。
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>花水季さん
いつもありがとうございます。ゆっくり進行していても、ご本人は自分は変わってないと思ってるんですよね。でも、それごと受け止めて差し上げる方が自分も疲れないかもね。
>しのっちさん
こちらこそ、ありがとうございます。経験で見落としてしまうことも出るかもしれないですね。私も気をつけたいです。