奥さん亡き後の一人暮らし
トキオさんは 奥さんが亡くなって5年
「男やもめ」でご苦労されていたかと思っていたら
意外なことで 神経を使っていました。
トキオさんの奥さんは
脳出血で倒れ 15年の闘病生活をしいられ
トキオさんはその介護に明け暮れていました。
トキオさん55歳 奥さん53歳
あまりにも 若すぎる介護生活の始まりです。
仕事と介護と主夫の3足のわらじを履いての生活
遠方にいる息子夫婦は 子供も小さいため
思いはあれど 十分な事も出来ずに時間ばかりが流れていきました。
お母さんの介護を出来なかった後悔と懺悔からでしょうか
5年前 全てを終えたお父さんを
息子さんは 都会の自分たちの住まいに呼び寄せたのです。
しかし お二人を待っていたのは 共に気を使う生活だったようです。
「嫁は とてもよくしてくれました。
でも 息子は親子故に 好きな事を言い合い
ついつい 喧嘩になってしまって。
だから また、ここに帰ってきました。」
トキオさん 息子さんの所に行く事が決まると
住んでいた家を処分したのです。
だから 地元に帰って来ても 住む家はありません。
「この年になって 初めてアパート暮らしをしました。」
と、照れて話すその顔に 心なしか
何か ふっきれたすがすがしささえ感じました。
妻を見送り 一人になって
支えてくれたのは 昔の仲間だったのです。
子供よりも 親戚よりも 懐かしさを感じたのは
若いころから 一緒に働き 遊んだ仲間でした。
トキオさん 奥さんが亡くなって アパート暮らしですが
まっすぐ前を向いて 自分の時間を持ち始めてます。
誰にも 気を使うことなく
自分の人生を ようやく歩き始めたのかもしれませんね。
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人間誰しも、望郷の念ってありますよね。
それに加えて、気の合う仲間とくれば…
今後のトキオさんに、良い事が続くといいですね(^O^)
>行徳の訪問リハビリマッサージ師 田口さん
ありがとうございます。やはり気の合う仲間と懐かしい故郷なんですね。