若年性認知症の介護疲れ

若年性認知症の介護疲れ

奥さんが60歳で認知症になったトシオさん


介護生活を始めて9年

今では その奥さんも69歳になりました。


この9年の間に トシオさんもストレスから何度となく体調を壊し

入院も余儀なくされることがありました。


短期間なら ショートスティで乗り越えられますが

その病魔は とうとう悪性の癌へと姿を変え

トシオさんを苦しめ始めました。


トシオさん 特養の入所やグループホームの入所も探しました。

しかし 若い事と 動き回ることで

容易には受け入れてもらえず 

時間ばかりが 流れていきます。


「新聞で 孤立死や介護疲れの心中がありますが、

わかります。


このまま 家内の首をしめ 自分も逝けたら

どんなに楽だろうと思う事があります。

でも 今の自分には そんな勇気もありません。

家内の顔を見てると できません。」と


地域の家族会での集まりの一コマです。


地域包括やケアマネや病院をまるで

たらいまわしのように 周りつづけ

まだ見えない 光と出口


ほんの 通りすがりの私でさえも

「どうしたらいいでしょう」と

尋ねられるトシオさん


自分の知っている世界の狭さに

返す言葉もなく ただただ 虚しさだけが 頭の中を駆け巡った

辛くて悔しい 瞬間でした。




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2 Responses to “若年性認知症の介護疲れ”

  1. なぜ苦しんでる家族をフォローするような手だてがないんでしょうか?
    今の医療制度は弱者の立場を考えてない制度です
    介護保険制度もまだまだです
    こんな悩みを抱え苦しんでる家族はいっぱいいます。
    弱者に優しい国になってほしい

  2. 介護ママ より:

    >わらびもちさん
    ホントにそう思いました。法律の中で埋もれてしまう人が見えない所にたくさんいるのだと思います。

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