ご主人を亡くし見つけた生きる希望
もともと ちょっと 鬱っぽいハルさん
でも デイサービスに通うようになって
元気を取り戻したのです
もともと 繊細な性格なんでしょう。
深く考え込みやすく 色々心配し過ぎたり
だから 食欲もすぐに落ちて
体はやせて か細いです。
でも 表情はいいのです。
か細い体でも デイではいつも笑顔で
「私 頑張ってます。自分のためだから」と
まるで 自分自身に言い聞かすように
私に 話して下さいます。
そんなハルさんですが
ご主人が亡くなると そのショックからでしょう
また、鬱っぽくなりました。
でも鬱病ではありません。
ただ 家から出なくなり 寝込んだのです。
大切な人が亡くなったのですから 当たり前ですよね。
それでも お顔を見ないと心配です。
それから 私もそのデイサービス仁行く回数が週に1回となり
ハルさんのことが少しずつ 頭から遠のきかけた ある日
ひょこっと 病衣をきて リハビリに来室されました。
「せんせ~い 会いたかった」と抱きつくハルさん
その表情は もう 鬱の顔ではありません。
ご主人が亡くなって
ずっと お布団の中に丸まっていましたが
ご自分で 「これじゃいけない」と来院
(なぜか 整形外科ですが)
リハビリして 「元気になろう」 「生きよう」と
自分自身を励まし奮い立たせてます。
やがて90歳になるハルさん
生きる支えのご主人を亡くし見つけた「生きる希望」は
自分自身が 元気でいることだと
時間をかけて 気がついたのでしょうね。
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相手に向けていた希望を自分自身に見出せたのですね。ハルさん、よかったです。元気に通い続けてほしいです。
気が付くのは いいことです 私たちの手助けを待っている人の心の中が 見えないとどうしていいかわかりません でもアンテナを張っていきます
>岡本大輔@生活相談員(社会福祉士)兼介護支援専門員さん
相手に向けていた希望ですね、それを自分に見いだせるって、すごい事なんでしょうね。
>おばちゃんさん
気持ちが見えなくて不安になりますよね。でも、アンテナを張り続ける優しさは大切ですね。