認知症の母への小さな折り鶴

今日は 母のために 毎日折り鶴をおっている
チカコさんの お話をしましょう。

チカコさんは 昔々の 妊娠中毒症が原因で
色々な病気を併発

今では 透析をしながら インシュリン治療もしています

ここ5年の間に 脳梗塞を2回発症
今では 車椅子生活です。

でも 年齢は70歳の少し手前
気持ちも 頭も しっかりされてます。

チカコさんには 95歳のお母さんがおいでます。

骨折を繰り返し 車椅子生活
それがきっかけでしょうか 認知症も患いながらも
なんとか お一人で暮らしています。

時折 離れてくらしている長男さんが 様子を見にきている
まるで 綱渡りのような生活です。

娘としては 何とかしてあげたいものの
自分の体もままならず
お買い物にもいけない
身の回りの物も買ってあげられない もどかしさ

そんな 悲しい切ない思いを込めて
チカコさんは 毎日鶴を折ってます。

「お元気になるための気持ちを込めて折ってるのですか」と
私が聞くと
チカコさん 恥ずかしそうに
「な~ん ばあちゃんが
人に迷惑かけんように 折ってるんや」

唯一自分が母の為に出来る事

それは 色々な思いを込めて
鶴を折る事だったのです。

ぎこちない指使いの中から生まれてくる
小さな 折り鶴

優しさと 悲しさが ギュッギュッに詰め込まれた
綺麗な 千羽鶴へと繋がっていきます。



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