お引っ越ししました。

引越をして　新しい町に移りました。

前の家よりも少し町はずれ

古い街並みが残っています。

私の地元では「まちなか条例」というのがあって

家を建てる時　色々な規制がありました。

その分　街そのものが　故郷懐かしさが残ってます。

いえ　残っているのは町並みだけではありません。

住んでいる人達も　子供のころに見かけた

懐かしい風景がありました。

引越の日　簡単なお菓子を持って

ご近所さんに　挨拶廻り

今では　見かけなくなった「たばこやさん」があります。

「ごめんくださ～い」

童心に返り　大きな声で挨拶

すると　奥から出てきたのは

背中を丸めたおばあさん

白いかっぽう着が　やけに懐かしく　新鮮です。

「今日　引っ越してきた○○です。

宜しくお願いします」

緊張している私を　まるで駄菓子を会に来た子供を見るように

目を細めて

「あらあら　こちらこそ

としよりしかおらんもんでね～」

会話になってるか　なっていないかわからない

それでも温かいやり取り

これから始まる私の第３の挑戦

待っていたのは　昭和の香りが残る

新しい人々でした。