精神科治療で救われた介護の疲れの家族

精神科治療で救われた介護の疲れの家族

今日はご家族が精神科治療で
心置きなく介護ができたお話をしましょう。

92歳の元警察官のおじいさん。
田舎で一人暮らしをしていましたが
末期癌とのことで
娘さんが引き取ることにになりました。

娘さんの家はおじいさんの家から 列車で3時間、
見知らぬ土地のはずなのに
おじいさんは 自分の家を求めて
ふらりと外に出て行くこともしばしば。

これでは 家族は目も離せません。
家にいても イライラと落ち着きなく
大きな声を上げることもあります。

娘さんは そんなおじいさんの介護に途方に暮れ
デイケアに連れてきました。

しかし デイケアに来ても
その精神症状は改善されることはなく
興奮や不穏は強まり 収拾がつかなくなりました。

とうとう 娘さんは おじいさんの介護に
心身ともに疲れ果ててしまいました。

こんな家族ってたくさんいると思います。

興奮してる親を看ていることは家族も辛いのですが
ご本人も辛いと思うのです。

私達だって イライラしたり ドキドキしたら
すごく疲れますよね。
それと 同じだと思うのです。

私は精神症状が強く出た時は専門医の診察を勧めています。
精神科の敷居が高いのは 十分承知しています。

この娘さんも 精神科の受診には
初めは抵抗を示していました。

しかし 治療が進むにつれ
おじいさんが落ち着き 暴れることがなくなったことで
娘さん自身も ご自分の気持ちの変化に気づきました。

そして この時言った娘さんの言葉は、
今でも忘れることはありません。

「穏やかになった父を
今は私も 穏やかに 看ることができます。」

介護する人が幸せでないと
介護される人も幸せでないのです。

どうしたら 相手を素直に穏やかに 看てゆく事が出来るか。
それは 色々な方法があるでしょう。

でも今の介護現場は
専門家に相談することもなく
暗闇で右往左往している家族がいっぱいいます。

介護の現場に携わる者として
苦しんでいる家族を救うことも 大切な使命です。

そのためにも適切なアドバイスができるように
そんな介護職になって下さい。



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