一人が一番怖いのです。
突然のトイレからの呼び出しコール。
声をかけても応答なし。
恐る恐るドアを引くと、
60台の女性が便座に座ってました。
私の顔を見るなり泣き出しそうに、鼻をすすってます。
「どうされましたか?」と私がこの方に声をかけると
「私なにしてるんでしょ」「ここはどこでしょう」
この方、何をいってるのだろうと。私が不思議に思ったのは瞬間だけでした。
びくびくした表情、明らかに認知症です。
「おしっこしたい」とご主人に話し、
ご主人は奥さんをトイレまで連れてきてもらい、
下着をおろし便座に座らせてから、自分は外に出たのでしょう。
用を済ませた奥さんは、我に返りました。
一人取り残された個室の中、
いるはずのご主人がいない不安と恐怖。
認知症の方にとって一番怖くて不安なのは、
「1人」なのだと、この奥さんを見て思いました。
介護でお悩みの方へ
介護ママの伝えたい介護のツボは、介護でお悩みの方のお力になりたいと考えています。
どうしたらいいか分からないなどお悩みのことがあれば、
こちらの連絡先にお気軽にご相談ください。
可能な限りお力添えさせていただきます。
広告