介護事業所の危機感
最近よく耳にすることがあります。
「高齢者はいったいどこにいってるのでしょうか。」と。
デイサービス、デイケア、ケアマネステーションまで
顧客が減少してきています。
高齢者は減ってきているはずはありません。
介護保険サービスを必要としている人が減少しているはずはありません。
では、いったいどこに高齢者がながれているのでしょうか。
実際には、要支援1,2の元気な方々は、
週に1回体操やリハビリに通所しています。
この数は増加傾向です。
しかし、介護2以上となると、介護付き老人ホームや、
ショートステイ、グループホームといった入所型施設、滞在型へと
移行してきています。
これは、核家族化と介護者の高齢化、
認知症の進行による家族介護の限界がそうさせているのでしょう。
厚労省がすすめている「地域ぐるみの在宅介護」
少しずつ指の隙間からこぼれている介護家族。
在宅介護事業所全般が顧客不足なのは、
もしかしたら、必要としている人達が遠のいているのかもしれません。
どこかでその歯車を止めなければ、
いずれは大きなうねりになりそうで、
介護の危機感すら感じる今日この頃です。
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