認知症で嫁いびりがひどくなった姑と嫁
今日は、優しいお嫁さんから聞いた
とても 感動的なお話をしましょう。
それは、いつも攻撃的だったお姑さんが
ある日を契機に 突然変わったお話です。
若いころから お姑さんに 苦労をしていたお嫁さん
いつも いつも 嫌みを言われたり
身に覚えのない事で 責められたりと
とても 傷ついていました。
それでも 田舎でしたから 「嫁は我慢するもの」
として 辛抱してきたそうです。
やがて 年月は流れ お姑さんも その歳月には勝てず
とうとう 認知症になってしまいました。
私の経験からすると
嫁いびり なるものをされていた方は
大概が こんな時 冷たくなる方が多いです。
でも この方は違いました。
認知症になっても 嫁への攻撃はあるのものの
その介護の手は 抜くことはありませんでした。
買い物から帰って来て
廊下に点在する 汚物を 泣きたい気持ちを抑えて拭いていても
「私じゃない。猫が入ってきた」と
言い訳ばかりする 姑に 憤りよりも
諦めをかんじていたそうです。
そんな ある日
お姑さんが トイレで 大きな声を出していました。
中に入ると 下着に たっぷり汚物がつき
床にまで それが こぼれていたのです。
お嫁さんは ビックリしたものの 言葉には出さず
すぐに ボロ布で処理をしました。
すると あんなに今まで 息がっていたお姑さんが
「ごめんね ごめんね」と子供のように 繰り返し
最後に 「イヤな事させてごめんね」と
半泣きで 言われたそうです。
それからです。
お姑さんが変わったのは・・・
嫌みも言わず 子供のように 可愛くなり
お嫁さんの事を「おかあちゃん」といって 甘えるようになったそうです。
私は このお話を聞きながら 思いました。
優しい人とは どんな時もずっと 優しくあり続けるのだと
このお嫁さん お姑さんが意地悪な時も 恨むことなく 優しく接し
認知症で子供の様になっても 変わることなく
優しくしている
そして もうひとつ
認知症の方は 何もかもがわからなくなる と思われがちですが
それは 違うということ
たとえ認知症になっても 感謝の気持ちは
ずっと 失わないのだと・・・
そう 思うと 私自身にも 明日の仕事に
張り合いと やりがいが 沸いてきました。
さ~て このお嫁さんとお姑さんをみならって
私も頑張ろうっと!
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実際の介護には、介護する側のイライラや憤りやさまざまな苦労が聞かれます
介護うつ‥なるものもあります
うまくいく介護が、介護する側の「優しさ」という人間性の資質みたいな切り口で語られると‥
愚痴ったり弱音を吐いたりすることが、自己嫌悪につながってしまいます
>優しい人とは どんな時もずっと 優しくあり続けるのだと
優しい介護を続けられるには‥
関係者の環境や生活背景にも何かあるのではないでしょうか?
私はその部分が大切なように考えるんですよ
誰だって優しい介護をしたいと考えているはずです
きっとすべての介護する人には優しい気持ちがあるはず‥
介護の専門家こそが、その部分を大事に見つめていかなければならないのではないでしょうか
>i-yonさん
なるほど、そうですね。優しい目を維持できるのは、恵まれた環境であることも大事だという事ですね。優しい=いい介護だと そうでない人は優しくない人に直結しないように、誤解のない分を書く必要がありました。苦しんでいる人にももっと目を向けてこそ、私達の役割が求められるのでしょうね。反省です。ありがとうございます。