高齢者は邪魔ですか？

先日　デイサービスの利用者さんから質問されました。

「子供の問題は　非行とか少子化とか問題児と

問題が明確になっているのに

年よりは　高齢化とか老人問題とか

年をいっていることそのものが　

問題の様な言われ方をされてるような気がするんですよ。」と

そう言われれば　そんな表現かもしれませんね。

老人問題とか高齢化ではなく

高齢そのものが悪いとか　問題ではなく、

そこから発生している諸問題を取り上げなければならないのに

もちろん　そんなつもりで

この言葉が使われているとは思いませんが

当事者であれば　ストレートに取っても　おかしくありません。

そして　おじいさん　興奮してきてさらに続けます

「介護　介護って　年よりばかりが　

家族の手をわずらわしているように言われますけど

子供だって　大人たちや周りの手をわずらわしながら

大きくなっていくでしょに。

なのに　なぜ高齢者ばかりが問題視されるんですか？」と

う～ん・・・

介護と育児は違うけど　うまく言えず

「そうですね～」と考えてしまいました。

ただわかるのは

「たとえ年をとって　若い人程テキパキできなくても

決して　特別扱い　問題扱いしないでほしい」

と言う事です。

ついつい　介護の必要な　高齢者ばかりみていましたが

その陰に隠れている　自律している高齢者の方の苦悩

決して　見落としてはいけないと　

このおじいさんの話を聞きながら　思いました。