2つの顔を持つおばあさん

困った 困ったウメコさん

口をあけると 不平不満ばかり言ってます


デイケアにおいでた当初は まだ杖なしで歩いておいでました。

でも 膝の変形が少しあったので

シルバーカーを使用してもらい

リハビリをしながら 予防しようと思ったのですが


もともと 体を動かすのが嫌いだから

リハビリも面倒くさがり 拒む事も多々あったのです。



2人の息子さんも参加しての 担当者会議

てっきり 熱心なご家族と思っていたら

開口1番


「とても とても 家でみれません。

施設に入ってほしいのですが

あんな性格は みなさんとトラブル起こして出されるでしょう。

トイレが一人でできれば 家においときます」と


なんんだか 腑に落ちない言いまわしに

なかば あいそをつかしていると


「実は 家では トイレにも行かず

ずっと寝てばかりで 布団の上で失禁しています」と

 

話の内容よりも  

デイで見せない 別の顔があることに ビックリ


不平不満でも 自分の気持ちを発散させてるのはまだいいのでしょうか。

何も言わず 布団をかぶり 用を済ます

もう一人のウメコさん


失禁したり 寝てばかりいることよりも

本当は 私達の知らない もう一人のウメコさんが いることの方が

愕然とした担当者会議でした。



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2 Responses to “2つの顔を持つおばあさん”

  1. 都南 雷太 より:

    >介護ママさん
    介護施設では、評価基準の中に「一人ひとりの尊重」という項目があって、利用者の家族関係なども把握することになっていますよね。
    例えば、嫁と姑の関係があって、のけ者扱いされてディに追いやられているとか、そういう裏の事情まで把握してケアプランに反映させることになっています。
    だから、家族を加えた担当者会議で、おばあさんの裏の顔を知ったのは、愕然とすることではなく、詳細な事実をよくぞ把握したということではありませんか?
    あとは、ディの方で、そういう事実を踏まえた上でどういうプランを作るかということでしょうね。

  2. 介護ママ より:

    >都南 雷太さん
    ありがとうございます。そうですね、知らない顔をみれたことは、収穫があったと思う事ですね。

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