褒められて嬉しくて、変わっちゃいました。

男性で、背広をきちんと着こなしていた方は

どうしても、ジャージ姿には抵抗があるようです。

デイケアに来られる時も、現役のころのように

ベルトに革靴でおいでます。

このいでたちではリハビリをするには動きにくいです。

でも、なかなかその習慣を変えれません。

そこで、一計を案じました。

テニスが趣味だったことを利用して

「お父さん、このテニスウエア、お父さんにぴったり」と

お孫さんに勧められて購入。

デイケアにも」はいてこられました。

そこからは、スタッフかわるがわるに

「ほめのシャワー」

いくつになっても「ほめられる」とうれしいです。

お世辞やおだてと疑う心もない純真なおじいさん

それからは、もうベルトに革靴ではありません。

スラックスにズック

運動しやすい服装です。

人はいままで築いてきたものを

覆すのは　至難の業です。

でも、そのかたくなな心は

たくさんの「ほめ言葉」と「敬意」だと思います。

たとえ認知症になっても、

年老いても、その気持ちは同じだと思います。