視力障害のある立派な介護福祉士さん
先日 若い介護職員から 1枚の招待状を頂きました。
踊りの発表会 いえ お披露目会というのでしょうか。
実は 彼女のご両親は踊りお師匠さんで、
彼女も又 小さい時から 踊りをたしなんでいたのです。
礼儀正しい言葉使い きびきびとした品のいい動作
躾けというよりも 育ちと環境の良さを感じます。
でも 彼女は一般的な師匠さんの娘さんとは違うのです。
彼女 先天性の視力障害と歩行障害を持っており
右目は全くみえず 左目は0、1
そして 右足はひきずるような 歩行です。
でも、立派に介護福祉士さんとしてその責務をはたしています。
正直なところ ハンディはあります。
視野が人よりも狭いための落ち度や見落とし
足が弱いから 力仕事はできない。
ハラッとした事もあります。
でも 彼女の懸命なひたむきさと誠実さは
同僚達の心を揺さぶり チーム一丸となり
みんなでカバーしています。
いえカバーだけではありません、当たり前のように仕事を頼み
冗談を言い 同僚として 助け合っています。
彼女を採用する時
きっと 施設長は色々悩んだでしょう。
でも 彼女の体からでる誠実さと律義さを
施設長は 見落とさなかったのです。
彼女が 大きな舞台で 師匠の娘として踊る姿
決して ハンディを 観客に気付かれる事なく 優雅に舞う姿
計り知れないくらいの 努力と 屈辱と 涙があったことでしょう。
見ている私の方が 涙してしまいました。
「せんせい 見に来て下さい」と手渡された1枚の招待状
この1枚に 彼女の 大きな夢と希望が込められていた事を
ズシッと感じた 舞いでした。
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